生産量日本一 長崎県のびわ「未来へつなぐ長崎びわ産地プロジェクト」展開中2023年12月18日
びわの生産量が日本一の長崎県では、近年の担い手の高齢化や度重なる災害の発生により産地縮小の危機に直面しており「未来へつなぐ長崎びわ産地プロジェクト」を展開中。クラウドファンディング型ふるさと納税で支援を12月29日まで受け付けている。
長崎びわの歴史は古く、県内のみならず全国で広く栽培されている品種「茂木」は、江戸時代後期1830年頃に長崎市茂木出身の三浦シヲが唐通事(中国語の通訳)から中国ビワの種を譲り受け、生家に蒔いたことに始まる。近年、主要品種「茂木」に加え、本県育成品種の「なつたより」も導入が進められている。
「未来へつなぐ長崎びわ産地プロジェクト」では、びわ産地に多く存在している急傾斜で狭い作業性の悪い園地を管理し易い園地に整備し、かつ寒波被害を受けないように簡易的なハウスを整備する取組を支援することで生産を安定化させ、これからも全国に美味しいびわを届けるため、将来にわたって引き継がれる産地を目指している。 特に、今年1月の大寒波で生産量が約半減する大きな被害が発生し、生産者から「もうつくりきれん」という声があがっており産地のさらなる縮小が危惧されている。
長崎県は、支援に必要な資金を集めるため、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営する株式会社さとふると、「さとふるクラウドファンディング」で、「未来へつなぐ長崎びわ産地プロジェクト!寒波被害を受けた日本一びわ産地の復興支援」の寄附受け付けを8月31日から12月29日まで実施中。返礼品として長崎県外在住で1万円以上の寄付で、「ハウスびわ(500グラム)」または、「まるごとびわゼリー(12個入り)」を提供する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(154)-改正食料・農業・農村基本法(40)-2025年8月9日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(71)【防除学習帖】第310回2025年8月9日
-
農薬の正しい使い方(44)【今さら聞けない営農情報】第310回2025年8月9日
-
JA全農が千葉県成田市でドローン実演会 KDDIと提携で農業用ドローン活用を加速2025年8月8日
-
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて確認 山口県2025年8月8日
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年8月8日
-
【注意報】ナシにハダニ類 県下全域で多発のおそれ 鳥取県2025年8月8日
-
【注意報】いねに斑点米カメムシ類 全域で多発のおそれ 山形県2025年8月8日
-
農水省幹部 需要見通し誤りを謝罪 自民部会2025年8月8日
-
トランプ関税で支援求める 自民党対策本部でJA全中2025年8月8日
-
(447)孤独担当大臣と「チャッピー」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年8月8日
-
廃棄カキ殻を米・野菜・畜産飼料に再利用 万博で「里海のある未来」PR 瀬戸内かきがらアグリ推進協議会2025年8月8日
-
JAガソリンスタンド給油キャンペーン スマートウォッチや折り畳み自転車が当たる JA全農にいがた2025年8月8日
-
北海道上川の夏の恵み「JAグループかみかわフェア」開催 JA全農2025年8月8日
-
東京農大で「農作業事故体験VR」を活用 学生の安全意識向上と学びを支援 JA共済連2025年8月8日
-
2025年度JA営農指導実践熊本県大会開催 JA熊本中央会2025年8月8日
-
機能強化したピーマン収穫ロボット JA全農いわてに導入 AGRIST2025年8月8日
-
愛知県産メロン501玉 県内の全児童養護施設へ寄贈 JA愛知信連2025年8月8日
-
スマート農業体験イベントを開催 「農業WEEK」と連携 スマート農業イノベーション推進会議2025年8月8日
-
新米シーズンに向け新デザイン米袋3種を発売 アサヒパック2025年8月8日