高槻市特産「服部越瓜」の漬け込み作業が最盛期2024年7月26日
高槻市の塚脇地区では7月24日、同市の特産品「服部越瓜(しろうり)」を使った奈良漬けを作るための漬け込み作業が行われた。
「服部越瓜」の漬け込み作業
服部越瓜は、長さ約40センチ、重さ800グラム程度に成長し、頂部がくびれ、薄緑色に淡い白縞があるのが特徴でシャキシャキした食感が人気。同市塚脇、西之川原、浦堂などの塚脇地区周辺(旧服部村周辺)だけで栽培され、例年7月初旬から出荷される。
平成17年度には、府内で概ね100年前から栽培されてきた大阪独自の品種の野菜として認証する「なにわの伝統野菜」に、同20年度には府が推進する魅力的な地域資源を登録する「大阪ミュージアム」にも選定されるなど高槻市を代表する伝統野菜として知られる。
服部越瓜は、各家庭で漬け込んで食卓にのぼるほか、地元の漬物業者に出荷している農家もあり、贈答用の高級奈良漬として例年8月前半には販売が始まる。
奈良漬けになるシロウリは、早朝、畑で収穫されたあとにすぐに出荷。半分に割って種をとり、1晩塩漬けした後、1日塩抜きをしてから、酒かすなどで木のたるに何層にも漬け込まれ、1か月ほどで奈良漬になる。
この日、塚脇地区の西之川原元町にある清水屋酒店では、店主の入江三郎さんが、前日から塩抜きしたシロウリに手で酒かすを練りこむ作業で、手際よく木のたるに一列に並べた。入江さんは「少し浅く漬けるのが特徴の服部越瓜の奈良漬けを多くの人に楽しんでほしい」と話していた。
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(1)養豚農家に寄り添い疾病を防ぐ クリニック北日本分室 菅沼彰大さん2025年9月16日
-
【石破首相退陣に思う】戦後80年の歴史認識 最後に示せ 社民党党首 福島みずほ参議院議員2025年9月16日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(6)2025年9月16日
-
国のプロパガンダで新米のスポット取引価格が反落?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月16日
-
准組合員問題にどう向き合うか 11月15日に農協研究会開催 参加者を募集2025年9月16日
-
ファミリーマートと共同開発「メイトー×ニッポンエール 大分産和梨」新発売 JA全農2025年9月16日
-
「JA共済アプリ」が国際的デザイン賞「Red Dot Design Award2025」受賞 国内の共済団体・保険会社として初 JA共済連2025年9月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」北海道訓子府町で じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を収穫 JAタウン2025年9月16日
-
山形県産「シャインマスカット」品評会出品商品を数量限定で予約販売 JAタウン2025年9月16日
-
公式キャラ「トゥンクトゥンク」が大阪万博「ミャクミャク」と初コラボ商品 国際園芸博覧会協会2025年9月16日
-
世界初 土壌団粒単位の微生物シングルセルゲノム解析に成功 農研機構2025年9月16日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加)NOSAI全国連2025年9月16日
-
農薬出荷数量は1.3%増、農薬出荷金額は3.8%増 2025年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年9月16日
-
林業の人手不足と腰痛課題解消へ 香川西部森林組合がアシストスーツを導入 イノフィス2025年9月16日
-
農業支援でネイチャーポジティブ サステナブルの成長領域を学ぶウェビナー開催2025年9月16日
-
生活協同組合ユーコープの宅配で無印良品の商品を供給開始 良品計画2025年9月16日
-
九州・沖縄の酪農の魅力を体感「らくのうマルシェ2025」博多で開催2025年9月16日
-
「アフガニスタン地震緊急支援募金」全店舗と宅配サービスで実施 コープデリ2025年9月16日
-
小学生がトラクタ遠隔操縦を体験 北大と共同でスマート農業体験イベント開催へ クボタ2025年9月16日
-
不在時のオートロックも玄関前まで配達「スマート置き配」開始 パルシステム千葉2025年9月16日