巨峰栽培の歴史を未来へ「巨峰苗木の植樹祭」24日に開催 長野県東御市2025年4月21日
長野県東御市は4月24日、市内の果樹栽培技術の拠点・サンファームとうみで、「巨峰苗木の植樹祭」を開催。栽培技術とシビックプライドの継承へ、未来のぶどう産業を支える「シンボルツリー」として巨峰の原木を定植する。
東御市の恵まれた気候風土で育つ巨峰
昭和31年に始まった植樹は、長い間市内で培われてきた巨峰栽培の歴史や技術を未来に継承する象徴(シンボルツリー)として実施。また、将来的に巨峰への需要が再び高まった際には、苗木の供給源(原木)としての役割も担う予定している。
今回定植されるのは、サンファームとうみ第8号圃場における巨峰苗木3本。今後は、サンファームとうみの職員と同施設で管理を行う(有)信州うえだファームが協力し、巨峰の「象徴」として長く育てていく。
県内外から多くの来場者が集まる「巨峰の王国まつり」
東御市は、全国有数のぶどう産地として知られ、なかでも「巨峰」は市を代表する特産品。同市における巨峰栽培は昭和31年に始まり、市の豊かな気候風土のもとで育まれた巨峰は、その品質の高さから市場でも高く評価されてきた。また、「巨峰の王国まつり」は今年で33回目を迎える市の一大イベントで、市内外から多くの来場者が集まる。
一方、近年はシャインマスカットなど新たな品種の人気で、消費者の嗜好もかわったことで市場環境が大きく変化。巨峰の栽培面積・生産量は減少し続けているが、生産者の高い技術力は、巨峰栽培を通じて培われたもので、ぶどう産業全体の基盤とも言える存在だ。
東御市では、巨峰栽培の歴史を"過去"とせず、市民や生産者が"誇り(シビックプライド)"として大切にし続けるべきものと位置づけている。
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