わさび栽培のNEXTAGE シリーズAラウンドで2億円を資金調達2025年9月8日
わさび栽培のNEXTAGEは9月、シリーズAラウンド(2nd close)として、ディープコアが運営するファンド(DEEPCORE TOKYO 2号投資事業有限責任組合)を引受先とする第三者割当増資を実行した。今回の調達により、独自AIを活用した栽培管理システムと栽培技術のアップグレード、さらに事業体制・組織強化を加速し、わさび栽培の自動化・効率化を推進する 。

NEXTAGEは、「テクノロジーを活用して美味しいわさびを世界中に届ける」というビジョンのもと、これまで培ってきたわさび水耕栽培の技術を活かしコンテナ型の植物工場を全国各地で展開している。わさびは本来、清流や湧水など限られた環境でしか栽培が難しい作物だが、同社は独自の環境制御技術と水耕栽培システムによりわさび栽培を閉鎖環境下で実現した。
今回の資金調達は、事業の更なる拡大と成長スピードを加速することが目的で、以下の3つの分野に重点的に投資を行う。
<投資分野>
①独自AIを活用した栽培管理システムの高度化
・センサーや画像解析データを用いたAIモデルによる、温度・湿度・CO2濃度・水質・養分・色相・水位などの自動監視
・遠隔モニタリングと自動アラート機能の強化
・生育予測や収量シミュレーションなどの機能追加
②わさび栽培技術のアップグレード
・栽培スピードと品質を両立するための新しい培養液制御アルゴリズム
・海外市場を見据えた長期保存・輸送技術の開発
・品質の均一化と安定供給体制の確立
③組織体制の強化
・CxO人材を含め、開発・営業・サポート・バックオフィス領域の人材採用を加速
・海外展開を見据えた現地パートナーとの連携強化
・生産から販売までを一気通貫で支えるオペレーション体制の構築
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