作物の害虫 天敵昆虫で防除 JA全農山形2015年9月4日
JA全農山形は8月20日、JA全農山形園芸産地拡大実証研修農場で、IPM(総合的病害虫・雑草管理)防除手法のひとつである天敵昆虫放飼の研修会を行った。
園芸産地拡大実証研修農場は、2014年4月から本格的に稼働し、農作物の実証栽培などを行っている。また先進的な栽培技術の実証についても、協友アグリ(株)と共同でIPM防除の実証に取り組んでいる。
研修会には、山形県内の営農指導員らと協友アグリ(株)担当者が参加し、パプリカ200株が植えられているハウス内で、アザミウマ類やアブラムシ等の防除のため、タイリクヒメハナカメムシを約125匹、ヒメカメノコテントウを約50匹、均一になるよう放飼した。
また今回は、天敵昆虫の定着を目的とするバンカープラント(おとり植物)を配置し、放飼回数を減らしコスト削減となる手法も行われた。
ハウス内は閉鎖空間であるため、アブラムシ等を捕食する天敵昆虫の持続性や捕食する量などについても質問が飛びかった。
(写真)葉の上に天敵昆虫を放飼する様子
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