【花ちゃん・消費者の目】リハビリでもPDCA2019年5月14日
ケアハウスで暮らしていた義母が大腿骨を骨折し、近くの病院に入院しました。朝食に来ていないことに気が付いた職員さんが部屋に見に行ったところ、床に倒れていたのだそうです。もともと高齢で足元がおぼつかなかったことに加え、骨粗鬆症の薬を処方されるほど骨がもろくなっていたため、転んだ拍子に折れてしまったようです。病院でレントゲンを撮ると見事に折れていました。
◇ ◇
手術は局所麻酔で行われました。全身麻酔に比べると本人への負担は非常に軽く、手術後2-3日目にはもうリハビリを開始していました。リハビリの様子を見ていましたが、まずは医学療法士さんが身体を支えて立つ、4本足の杖につかまって5メートル前に進む。次の日は10メートルに伸ばすという具合に、成功体験を積ませながら少しずつできることを増やしていきました。
◇ ◇
その病院でのリハビリが終了すると、リハビリ専門の病院に転院しました。今はこんな病院があるのですね。広いリハビリ室には様々な器機が置いてあって、理学療法士がマンツーマンで患者さんと向き合っており、さながらスポーツジムのようです。車いすで首を固定された方から杖なしで歩ける方まで、さまざまなレベルの方が社会復帰に向けて熱心にリハビリに取り組む姿は、アスリートと重なって見えました。
◇ ◇
ここでは定期的に10数項目の運動・記憶能力について評価を行っています。その結果は家族も入った定期面談で家族にも伝えられます。どの項目がどれだけ改善し、どの項目が不十分なのか、評点が上がっていると本人の励みにもなりますし、家族にも状況がわかりやすいと感じました。計画、実行、評価、改善のサイクルがリハビリに生かされていることに感銘しました。
本コラムの記事一覧は下記リンクよりご覧下さい。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(171)食料・農業・農村基本計画(13)輸出国から我が国への輸送の状況2025年12月6日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(88)ジチオカーバメート(求電子剤)【防除学習帖】第327回2025年12月6日 -
農薬の正しい使い方(61)変温動物の防除法と上手な農薬の使い方【今さら聞けない営農情報】第327回2025年12月6日 -
スーパーの米価 前週から23円上昇し5kg4335円 過去最高値を更新2025年12月5日 -
支え合い「協同の道」拓く JA愛知東組合長 海野文貴氏(2) 【未来視座 JAトップインタビュー】2025年12月5日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】『タコ市理論』は経済政策使命の決定的違反行為だ 積極財政で弱者犠牲に2025年12月5日 -
食を日本の稼ぎの柱に 農水省が戦略本部を設置2025年12月5日 -
JAの販売品販売高7.7%増加 2024年度総合JA決算概況2025年12月5日 -
ポテトチップからも残留農薬 輸入米に続き検出 国会で追及2025年12月5日 -
生産者補給金 再生産と将来投資が可能な単価水準を JAグループ畜酪要請2025年12月5日 -
第3回「食料・農林水産分野におけるGX加速化研究会」開催 農水省2025年12月5日 -
新感覚&新食感スイーツ「長崎カステリーヌ」農水省「FOODSHIFTセレクション」でW入賞2025年12月5日 -
(464)「ローカル」・「ローカリティ」・「テロワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月5日 -
【スマート農業の風】(20)スマート農業を活用したJAのデジタル管理2025年12月5日 -
「もっともっとノウフク2025」応援フェア 農福連携食材を日替わりで提供 JA共済連2025年12月5日 -
若手職員が"将来のあるべき姿"を検討、経営層と意見交換 JA共済連2025年12月5日 -
IT資産の処分業務支援サービス「CIRCULIT」開始 JA三井リースアセット2025年12月5日 -
「KSAS Marketplace」に人材インフラ企業「YUIME」の特定技能人材派遣サービスのコンテンツを掲載 クボタ2025年12月5日 -
剪定界の第一人者マルコ・シモニット氏が来日「第5回JVAシンポジウム特別講演」開催2025年12月5日 -
野菜との出会いや季節の移ろいを楽しむ「食生活に寄り添うアプリ」リリース 坂ノ途中2025年12月5日


































