共栄火災とFinatext スマホで加入手続きできるシステムを開発2023年2月2日
共栄火災とFinatextはスマホで保険加入手続きができるシステムを共同開発した。
Finatextは次世代金融インフラの提供を通した組込型金融の実現をめざしており、今回は同社のSaaS型保険基幹システム「Inspire」を活用したWeb団体統合システムを共栄火災と共同開発した。
コロナ禍の影響もあって非対面・非接触による保険加入の要望が高まっているなか開発コストと開発期間が大きな課題となっていた。
一方、Finatextはこうした保険会社のニーズをふまえ、保険の基幹システムをSaaS化した「Inspire」を2020年から提供している。SaaSとは必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア。
両社は、共栄火災の「各地域の組合員や会員のニーズを丁寧にヒアリングし最適な商品を提供する」というポリシーに基づいた新しい保険販売システムの構築を検討することで合意し、約4か月の開発期間を経て、このほど団体統合システムとして稼働した。
Web団体統合システムは24時間いつでもスマートフォンから加入手続きや契約内容の紹介、事故の連絡ができる。保険料の口座振替などの手続きで紙書類の提出が不要でウェブ上で手続きが完結する。
共栄火災は2月1日から長野県PTA連合会に「小・中学生総合補償制度」の提供を始めた。学校内外を問わず小・中学生のケガや日常生活の賠償責任などを補償する保険でPTA連合会から配布されるパンフレットに記載されている二次元コードスマホで加入手続きができる。
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