主食用米20万t程度減少 26年産米2014年10月31日
農林水産省は10月15日現在の26年産米の作況指数を公表した。作況指数は9月15日現在と変わらず「101」となった。また、合わせて「青死米」の発生状況も初めて調査して公表した。それによると発生量は過去5年平均とくらべて多く、主食用米として流通する米の量は20万t程度少なくなる見込みだという。
水稲の作付け面積(子実用)は157万3000haでうち主食用は147万4000haが見込まれている。10aあたりの予想収量は536kgで前回(9月15日現在)より1kg減少した。ただ作況指数は101と変わらない。
予想収穫数量は843万8000tで主食用は788万5000tが見込まれる。前回よりも予想収穫量は1万4000t減った。
生産者がもっとも多く使用している1.85ミリのふるい目よりも下に選別された「ふるい下米」は過去5年平均値より0.4%多くなっている。また、登熟せず精米にならない青死米(白死米、着色粒、心白・腹白粒も含む)の混入割合は6.4%で過去3年平均とくらべて2.1%多いという。
これらふるい下米と青死米などを考えると、26年産主食用米は20万t程度少なく768?9万tと見込まれるという。
(関連記事)
・27年産飼料用米60万tを目標 JAグループ(2014.10.29)
・26年産米の1等比率79.2%(2014.10.24)
・米の作柄、農水省が評価(2014.10.20)
・主食用米、減少の可能性 ふるい下が多く(2014.10.20)
・JAと米の提携増やす 回転寿司のスシロー(2014.10.15)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日