全国作況「101」と予想 米穀データバンク2022年8月5日
米穀データバンクは8月4日、2022年産米の収穫予想を発表した。全国作況は「101」の「平年並み」と予想した。
同社は各都道府県別の7月末までの気象データを作況推計プログラムの投入して作況と収穫量を予想した。8月1日以降、収穫期まで天候が平年並みに推移した場合の予測値であり、天候の経過によって上振れ、下振れがあるとしている。
全国作況は「101」の平年並みの予想。
地帯別予想は、「やや良」が北海道「105」、東北・関東・北陸「102」となっている。
「平年並み」は、東海・近畿「101」、中国「100」、四国「99」。
「やや不良」は、九州「98」、沖縄「97」となっている。
都道府県別では102~105の「やや良」が17道県、99~101の「平年並み」が22都府県、95~98の「やや不良」が8県と見込まれている。
水稲の作付面積は需要に見合った生産への取り組みや、各県などへの聞き取りで126万3000haと推計した。前年産実績比で4万ha減の見込み。同社の予想は政府備蓄米、加工用米など非主食用は除外している。
作付けと作況予想に基づく、7月31日現在の主食用収穫量予測は、10a当たり収量542㎏、収穫量684万1000t、前年産実績比16万6000t減と見通した。
予想収穫量と6月末在庫を合わせた主食用供給量は901万5000t。米の基本指針で示された7月から来年6月までの需要量692万2000tを差し引くと、来年6月末在庫量は209万3000tの見込みとなる。
同社は新型コロナ感染拡大による業務用米需要の回復遅れが懸念される一方、輸入麦価高騰で米食回帰の動きも期待されるとして需要量は増減する可能性があるとしている。
重要な記事
最新の記事
-
不測事態の食料確保、スマート農業法など3法案 衆院で審議スタート2024年4月25日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年4月25日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年4月25日
-
【注意報】ウメ、モモ、などに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 和歌山県2024年4月25日
-
【特殊報】キュウリに「キュウリ黄化病」府内で初めて確認 京都府2024年4月25日
-
電動3輪スクーター「EVデリバリー」JA豊橋に導入 ブレイズ2024年4月25日
-
ほ場作業の約9割を自動化するオートコンバイン「YH6135,A7135,A」発売 ヤンマー2024年4月25日
-
むらぐるみの共同労働【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第288回2024年4月25日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「農村は国の本」~焚書として消された丸本彰造著『食糧戰爭』が復刻された2024年4月25日
-
【JA人事】JA水戸(茨城県)新組合長に園部優氏(4月21日)2024年4月25日
-
【人事異動】フジタ(4月1日付)2024年4月25日
-
米麦水分計PB-Rを新発売 ケツト化学2024年4月25日
-
全国の小学校・児童館に横断旗を寄贈「7才の交通安全プロジェクト」こくみん共済 coop2024年4月25日
-
自然とふれあう農業体験 伊勢崎市で27日に開催 パルシステム群馬2024年4月25日
-
野菜の鮮度保持袋で物流2024年問題解決へ「JAGRI KYUSHU」に出展 ベルグリーンワイズ2024年4月25日
-
粉末化でフードロス解決に挑戦 オンラインセミナー開催 アグリフューチャージャパン2024年4月25日
-
長期保存食「からだを想う野菜スープ」シリーズ新発売 アルファー食品2024年4月25日
-
生産者と寄附者が直接つながる「ポケマルふるさと納税」が特許取得 雨風太陽2024年4月25日
-
焼けた香りや音に満足感「パンの食習慣」アンケート実施 パルシステム2024年4月25日
-
埼玉県産いちごの魅力を伝える「いちごソング」が完成2024年4月25日