12月の米消費、家庭内は前年比で伸び 中食は前年同月比▲7.7% 米穀機構2025年1月28日
米価が回復する中でも、2024年12月の1人1ヵ月当たりの精米消費量は前年同月比6.8%増と伸び外食も堅調だったが、中食は▲7.7%減となった。
米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)が1月27日に公表した米の消費動向調査結果(令和6年12月分)でわかった。
家庭内消費は前年同月比13.3%増
調査は、全国の消費世帯モニターを対象にインターネットを利用して行い、有効調査世帯は1564世帯だった。2024年12月の1人1ヵ月当たり精米消費量は4790グラム。そのうち家庭内消費量は3259グラム(前年同月比13.3%増)だった。消費者物価の中でも米価の上昇が目立つが、「米が高い」中でも消費が堅調なことが示された。
外食は底堅いが中食は減少
同月の中・外食は1531グラムで前年同月比▲4.8%と減少に転じた。前年同月と比べると、外食は604グラムでほとんど同じだったが、中食は927グラムで▲7.7%だった。
日本フードサービス協会の外食産業市場動向調査(2024年12月度結果報告)によると、外食全体の売り上げは前年比6.6%増で、外食全体でも、ファーストフード、ファミリーレストランでも、客数、客単価ともに前年比でプラスだった。天候に恵まれ年末年始が例年より長いなどの事情も含め、12月は外食も堅調だった。
中食での消費量が減った背景には、米の値上がりを受け、おにぎりを小さくしたりお弁当のご飯を減らした一部中食業者の対応策もあるとみられる。
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