大阪・能勢町初のブランド米「うちの子てっぺん」誕生 安田ふぁーむ2025年9月2日
大阪の最北端・能勢町で就農6年目を迎える安田ふぁーむは、地域住民やファンと共に構想を練り上げたブランド米「うちの子てっぺん」を商品化し、9月1日から予約受付を始めた。
能勢町在住の紙芝居屋「だんまる」がデザイン「うちの子てっぺん」のパッケージ
「うちの子てっぺん」は、生産者にかかる労力や栽培の難しさから、日本ではほとんど出回らない"農薬や化学肥料を使わない"有機栽培米。ブランド名の「うちの子てっぺん」には、"日本の未来を担う子どもたちの健やかな成長を、日々の食卓から支えたい"という願いを込めた。
構想段階から、地域住民や安田ふぁーむのファンを招いたワークショップを開き、食卓での理想のお米のあり方や、能勢の米づくりへの期待を共に語り合い、商品名やコンセプトを形づくった。"消費者と生産者が一緒に育てたブランド米"として、能勢町産ならではの新しい価値を提供する。
大阪府内でありながら日本の原風景が残る能勢町
大阪府内でありながら日本の原風景が残る能勢町は、山間に広がる田園や山の斜面に開かれた棚田が美しく、多くの人が訪れる観光地で、近年は外国人も訪れるようになった。一方で、少子高齢化などの理由により、人口は9000人を切り、過去には「消滅可能性都市」の一つとして名前が上がったこともある。そんな能勢町では、離農する農家が急激に増えていく一方、若手の農家は依然として少なく、今後、農業の担い手不足に直面することが予想されている。
安田ふぁーむは、「うちの子てっぺん」を能勢の地域ブランドとして育て、販売を通じた収益の一部は、後継ぎのいない水田を引き受けるための基盤づくりや、里山の美しい風景を維持する活動に活用。地域の暮らしと景観を未来へつなぐ取り組みとして展開する。
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