米の高温耐性品種 作付20.6万ha 前年比2.5万ha増 24年産2025年10月3日
記録的な夏の高温が毎年続くなか、高温耐性品種の作付は拡大しており、農水省の調べでは24年産では20.6万haと20万haを超えた。
24年産は出穂期以降の高温、高温・少雨による「白未熟粒の発生」が多く見られた。
全国的な発生割合(作付面積)は3~4割と23年産よりも影響が小さかったものの、西日本では5~6割の地域で発生がみられるなど影響が大きかった。
農研機構によると、これまでの試験では出穂後約20日間の平均気温が26~27℃以上で玄米が白濁する白未熟粒の発生が増加することが知られているという。
また、東日本を中心に高温、高温・少雨などでカメムシやスクミリンゴガイに「虫害」が2~3割発生したほか、「粒の充実不足」、「胴割れ粒の発生」もみられた。胴割れ粒は出穂後約10日間の最高気温が32℃以上で増加することが知られている。
白未熟粒や胴割れ粒の発生を抑えるには水管理の徹底、施肥管理、適期防除の実施などが行われているが、高温耐性品種の導入も進んできた。

24年産では前年産から3県増加して42府県で作付けされた。20.6万haは全国の主食用米作付面積に占める割合は16.4%となった。
作付け面積の多い品種は「きぬむすめ」(島根、岡山、鳥取)2万2980ha、「こしいぶき」(新潟)1万8400ha、「つや姫」(山形、宮城、島根)1万7966haなど。佐賀県は「さがびより」、「夢しずく」、「にじのきらめき」の作付けが56.3%と過半を超えた。
農水省によると24年産米の全国の1等比率は75.9%だったが、高温耐性品種は80.2%と一般品種よりも高かった。
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