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肉牛の糞尿を原料にした敷料再生装置 高速処理で畜産農家の効率経営を支援 JET2021年10月14日

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急速土着菌増殖乾燥システム「ERS」を製造・販売する株式会社JET(東京都千代田区)は、肉牛の糞尿を原料にした敷料再生装置を2020年9月に株式会社エフシーエス(北海道)に納入し、稼働後1年を経過。堆肥化の特許技術で、敷料化期間圧縮、糞尿処理用地縮小、敷料費用削減、生産性向上に貢献している。

ERS装置全体

北海道で肉牛の一貫肥育を営むエフシーエスは2020年9月に、急速土着菌増殖乾燥システム「ERS」を導入。糞尿を資源化して敷料に有効活用することで、敷料購入費用の削減と、悪臭や汚水を出さずに自然環境保全を推進している。

4800頭の肉牛を飼育するエフシーエスは、年間に約6000トンのおが粉を要し、その3分の1以上を海外から調達しており、その費用は約1億2000万円にのぼり経営を圧迫していた。また、冬場は屋外に積み上げた糞尿が凍ってしまい春先まで発酵を待たなければならず、強烈な悪臭もつきものだった。

ERS導入後は、敷料を内製化し、年間5000万円のコスト削減。堆肥化は気温に左右されることなく1日で処理を終え、すぐに敷料として使えるようになった。

また、北海道では、家畜糞尿に向けられる苦情の8割強を汚水と悪臭が占め、加害者・被害者が明確である畜産公害の点源汚染に加え、非点源汚染も広域的に進んでいる可能性が高い状況。そこで、畜産業界では、家畜糞尿による汚染の低減に積極的な取り組みが求められている。

JETが開発した敷料生成装置は、土着菌(好気性菌)と減圧相装置との組み合わせにより、家畜の糞尿を超高速発酵乾燥して団粒化することで、堆肥化の期間を圧縮、堆肥場所の用地縮小が可能。また、乾燥後の成果物は敷料として畜舎内でリサイクルし、有機肥料として土壌還元できる。

同システムには糞尿を個液分離することなくそのまま投入でき、水分率を調整。さらに、微生物がアンモニアを分解して臭気を抑止、大腸菌は死滅し、雑草などの種子は不活化する。畜産農家は、敷料調達やコスト削減のみならず、消化液等による環境負荷の軽減にも貢献できる。

敷料生成装置は、装置一式(処理能力25~30トン/日 ERS5型)で参考価格が3億5000万円(税別)~。クラスター補助金実績あり。

◎敷料生成装置の主なメリット
費用削減:敷料の内製化により外部調達費用を削減
期間圧縮:堆肥化に費していた3か月が5時間に短縮、季節不問、寒冷地可
事業拡大:経済効果や、不要になった堆肥舎や貯蔵施設の用地を利用し、増頭増設が可能
環境貢献:糞尿の臭気軽減や、汚水による土壌汚染防止の効果

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