植物性食品利用「増やしたい」が増加傾向 Jミルク調査2022年3月24日
Jミルクは3月23日、「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2021」の結果を公表した。
今回は動物性食品と植物性食品の利用関係や、SDGs、エシカル消費への関心などを分析した。
それによると牛乳類の利用が多くなると、牛乳乳製品全般の利用も増える傾向を示した。たとえば、牛乳を「毎日1回飲む」人は「食べるヨーグルト」23.1%、「チーズ」13.7%だが、牛乳を「毎日複数回飲む」人では、「食べるヨーグルト」29.9%、「チーズ」21.9%と利用頻度が増えている。
また、牛乳乳製品の利用頻度が高いと、納豆や豆腐など植物性食品の利用頻度も高くなる傾向も示された。Jミルクは「牛乳類と植物性食品をバランスよく利用していると考えられる」と分析している。
今後の植物性食品の購入利用については、6割強が現状維持と回答したが「増やしたい」9.0%、「やや増やしたい」26.1%あり、「減らしたい・やや減らしたい」3.3%より増加の意向のほうが優位となった。
一方、動物性食品の購入利用については、7割弱が現状維持だが、「減らしたい」4%、「やや減らしたい」17%で、「増やしたい・やや増やしたい」11.0%より減少の意向のほうが優位となった。
動物性食品の購入利用は、牛乳消費の増減意識に関わらず「減らしたい」人は「増やしたい」人を上回っている。
一方、植物性食品の購入利用で「増やしたい」意向は、牛乳利用の「減少者」よりも「増加者」のほうが高くなっている。牛乳類の利用頻度と植物性食品の利用頻度に相関があることをうかがわせるアンケート結果とも一致する。
動物性食品と植物性食品の利用についての意識を自由回答で聞いた結果、「健康意識」、「ダイエット意識」、「加齢意識」、「SDGs意識」「動物の殺処分を意識」などが目立った。Jミルクは「牛乳乳製品の消費でもこれらのキーワードが今後の購入や利用に影響してくる」と分析している。
重要な記事
最新の記事
-
コシヒカリ(上)概算金、2.1万円を最低保証 「安心して生産できるため」 JAしまね2025年5月12日
-
概算金の最低保証2.2万円 米農家からの聴き取り参考に JA越前たけふ2025年5月12日
-
37年ぶりの国主催の国際園芸博 国民全員が「農」を考える契機に(1) 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年5月12日
-
群馬県で豚熱 国内99例目2025年5月12日
-
大豆の収穫量 25万2400t 前年比3%減2025年5月12日
-
「所得補償で農業守れ」 経済・財政分析から提言 農協愛友会で三橋貴明さん講演2025年5月12日
-
食品産業の農業参入割合 17% 除々に増加2025年5月12日
-
三重県肥料農薬委員会開く JA全農みえ2025年5月12日
-
千葉の農業者向け「高温対策オンラインセミナー」5月14日に開催 JA全農ちば2025年5月12日
-
「3-R体験会」第2弾の「田植え」 5月10日に広島県内の親子15組53人招き開催 JA全農ひろしま2025年5月12日
-
最新の農機・営農情報を紹介 7月5、6日に「ダイナミックフェア2025」開催 JA全農いばらき2025年5月12日
-
【JA人事】JA鳥取西部(鳥取県)中西広則組合長を再任(4月28日)2025年5月12日
-
相模原市と包括連携協定を締結 JA相模原市2025年5月12日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」着物姿で「蓬莱橋」観光 静岡茶も飲み比べ JAタウン2025年5月12日
-
好調の「あずきバー」販売4億本に向けアイス工場を新設 井村屋2025年5月12日
-
「雹で傷ついた梅を活かし、日本の梅文化を継承」梅ボーイズがクラファン開始2025年5月12日
-
「大戸屋やさいクレヨン」食育プログラム 横浜市内の6店舗で展開 mizuiro2025年5月12日
-
「あまやさい地産地消推進店」増加へ事業拡大 兵庫県尼崎市2025年5月12日
-
「JRE MALLふるさと納税」GAP認証農産物特集ページ新設 日本GAP協会2025年5月12日
-
「FOOMA JAPAN 2025」で光選別機や業務用加圧式IH炊飯機などを展示 サタケ2025年5月12日