年末年始の牛乳購入「増えた」2割 Jミルク調査2022年3月24日
Jミルクは1月に実施した「年末年始の生乳廃棄問題に関する意識調査」結果を3月23日に公表した。牛乳の購入が「増えた」との回答は2割だった。
調査では昨年末から2022年初めにかけて生乳が廃棄されることもあると知って、牛乳の購入や利用が「増えた」という人は18.0%でほぼ2割となった。
一方、「変わらなかった」は55.6%と半数を超えた。また、生乳が廃棄される可能性があることを「知らなかった」という人は24.8%と約4分の1だった。
調査は1月26日から30日まで。インターネットを活用し全国の15~70歳代の男女5000人に聞いた。
年末年始の生乳廃棄問題については4分の3が「知っていた」結果だった。その情報源はテレビが81.4%で圧倒的に多く、新聞24.9%、ネットニュース23.7%だった。
男女別・年代別では、牛乳の購入や利用が「増えた」という人の割合は男性14.9%、女性21.0%で女性が高かった。
男性でも65~79歳は「増えた」が21.1%と高齢層では高くなっている。女性の65~79歳は28.7%でほぼ3割を占める。
地域別では「北海道」が25.9%で他地域(15%~18%台)にくらべてとくに高いという傾向が示された。
牛乳の購入や利用が増えたという人の意見では、▽生産者への共感、▽首相の牛乳についての発言(10代)、▽SDGsによる食品ロスの削減意識、▽食べ物を捨てることへの抵抗感、▽国産保護、自給率向上などがあったという。
これまでのJミルクの調査では、コロナ禍が最初に拡大した2020年4月に「食べたり飲んだりする機会が増えた」は14.4%だった。また、同年8月時点調査でも8.6%だった。Jミルクではこうした結果をふまえると今回の18.0%という数字は小さくなく、年末年始の「応援消費と関連性が高い」と分析している。
Jミルクの販売動向調査では、12月29日~1月3日は販売量推計値が2019年度の同時期に比べて5.4%増えていた。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(94) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(3)-2024年5月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(11)【防除学習帖】 第250回2024年5月18日
-
土壌診断の基礎知識(20)【今さら聞けない営農情報】第250回2024年5月18日
-
出生率低下が心配【消費者の目・花ちゃん】2024年5月18日
-
農政 変わるチャンスへ動く年に JA全青協通常総会2024年5月17日
-
新執行部の決意示す JA全青協が記者会見で抱負2024年5月17日
-
【注意報】小麦、六条大麦、二条大麦に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 栃木県2024年5月17日
-
【注意報】果樹全般にカメムシ類 県内全域で多発のおそれ 大阪府2024年5月17日
-
コメ・水田農業の将来に危機感示した渡辺会長【熊野孝文・米マーケット情報】2024年5月17日
-
【注意報】茶に炭疽病 県内全域で多発のおそれ 長崎県2024年5月17日
-
生命と財産守る活動 一歩ずつ前に JA共済優績組合表彰式 JA共済連2024年5月17日
-
(384)本当の「不平等状態」改正【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年5月17日
-
契約実行高、当期純利益で過去最高を更新 2024年3月期決算 JA三井リース2024年5月17日
-
【JA人事】JA帯広大正(北海道)森和裕組合長を再任(5月16日)2024年5月17日
-
北海道HACCP「食の安全にこだわる2024」発行2024年5月17日
-
濃厚マンゴーと相性抜群のスイーツが登場 自由が丘「一果房」で17日から 青木商店2024年5月17日
-
スマート農業システム開発のディーピーティー「JAGRI KYUSHU」に出展2024年5月17日
-
「マッスルスーツ」累計出荷台数が3万台を突破 イノフィス2024年5月17日
-
米・米粉の可能性を広げるBtoB展示会を9月に開催 cotta2024年5月17日
-
農薬出荷数量は6.8%減、農薬出荷金額は3.0%減 2024年農薬年度3月末出荷実績 クロップライフジャパン2024年5月17日