より一層の家庭内需要拡大を-Jミルク2022年3月25日
(一社)Jミルクは、春休み期間を前に家庭内需要の一層の拡大に取り組むことが重要だと呼びかけている。
3月24日に発表した需給短信によると、3月14日週の牛乳類の家庭内消費については、各品目で販売個数が前週を下回った。
Jミルクは全国的に平均気温は平年よりも高く推移したものの、降水量が平年よりも多く、ぐずついた天候が続いたことが要因の1つと分析している。
販売個数の前年同期比では、牛乳96.5%、成分調整牛乳96.0%、加工乳100.1%、乳飲料92.5%だった。
ヨーグルト類も前週より販売個数が減少し、ここ1か月でもっとも低い数量となった。家庭用バターも販売個数は減少した。
3月21日で全国でコロナ対策の重点措置が解除され、観光支援策を実施している地域もあり、外食等の業務用需要増が期待される。
しかし、一方で円安・ドル高の流れは当面変わらない可能性もあり、輸入依存のエネルギー価格の高騰や、食料品の値上げによる家計への影響から牛乳乳製品のさらなる低迷が懸念される。
生乳生産が一年間でもっとも多くなる時期に向かっているが、学校給食が休止となる春休みに入り、飲用需要がさらに減少することになる。Jミルクでは「家庭内を中心により一層の消費拡大への取り組みを」と呼びかけている。
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