アニマルヘルス市場は好調維持 日本における2021年業績 ベーリンガーインゲルハイム2022年4月19日
日本ベーリンガーインゲルハイムとベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンは4月18日、2021年(1-12月)の業績を発表。いずれも前年を上回る業績を達成し、ペット用駆虫薬が牽引したベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンは、堅調に業績を上げた。
日本ベーリンガーインゲルハイムの売上は2082億円で、薬価ベースは前年比6.7%増。コロナ禍でも、2型糖尿病治療薬の「ジャディアンス ファミリー」(ジャディアンス、トラディアンス)、抗線維化剤の「オフェブ」がいずれも2桁成長で前年を上回る売上を達成した。
また、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンは、コンパニオンアニマル(小動物/ペット)、ライブストック(産業動物)ともに予防での強みを発揮。売上235億円で卸売出荷ベース、前年比1.0%増と堅調に進展した。
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンの約70%を占めるコンパニオンアニマル分野において、犬用駆虫薬の「ネクスガード」ブランドは卸出荷ベースで109億円(前年比9.6%増)の売上で引き続きトップブランドとなった。なかでも、外部寄生虫対策と内部寄生虫対策がオールインワンでできる「ネクスガード スペクトラ」は、2021年も好調を維持し、ブランドとしての伸長を牽引。「ネクスガード」ブランドと「フロントライン」、猫用のオールインワン駆虫薬である「ブロードライン」などの製品群では、犬猫用寄生虫駆除薬市場で、同社製品群が50%を超えるマーケットシェアを維持している。
産業動物分野では、鶏分野において、2021年9月に日本初の養鶏用HVTベクターワクチンである「バキシテック HVT+IBD」の全国発売を開始。また、豚分野では、「インゲルバック」シリーズを中心に豚ワクチンのリーディングカンパニーとして市場で存在感を発揮している。
このほか、2021年は、同社がグローバルに展開している、咳音検知技術「SoundTalksTM」を活用した飼養豚の体調管理に関する実証実験を、有限会社臼井農産とNTT東日本神奈川事業部と実施。3社共同で、養豚業界における畜産動物の健康維持、農場の生産性向上・出荷品質向上に向けて取り組んでいる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略 現在の技術で実現可能でしょ(4)2024年4月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(7)【防除学習帖】 第246回2024年4月20日
-
土壌診断の基礎知識(16)【今さら聞けない営農情報】第246回2024年4月20日
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日