家庭内消費落ち込み続く 牛乳乳製品の需要底上げを Jミルク2022年6月17日
Jミルクは6月16日に需給短信を公表した。家庭用を中心に需要は減少しており、需要拡大が今後のポイントになると強調している。
Jミルクによると6月6日の週の牛乳類の家庭内消費は前年比89.9%で今年度初めて90%を下回る水準となった。
とくに牛乳の減少幅が大きい。昨年は平年よりも気温が高く販売個数が増加したことにくらべ、今年は平年よりも降水量が多く、気温の低い日が多かったことがさらに減少幅が広がった要因とみる。
ヨーグルト類は前週と比較すると、個食、大容量は販売個数、前年比とも下回った。一方、ドリンクタイプは上回り、徐々に前年の水準に近づいている。
Jミルクは燃料費、光熱費、日用品などの物価高で食料品全体への買い控えにつながり、牛乳乳製品の消費にも影響が出ている可能性があると指摘している。
今後は政府が家計負担の軽減に取り組む方針を示していることや、梅雨明けや気温の上昇もプラス要因となるため、家庭内需要の増加を期待する。
ただ、脱脂粉乳とバターの在庫量は増加しており、需給は依然として緩和状況が継続している。引き続き業界全体での需給改善に向けた取り組みが肝要であり、「国産牛乳、乳製品の需要拡大、底上げを図ることが今後のポイント」と強調している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































