脱脂粉乳在庫 10万4200t 前月比3500t増 農水省統計2022年6月28日
農林水産省が6月24日に発表した5月分の牛乳乳製品統計によると脱脂粉乳の在庫は10万4203tで前月にくらべ3551t増えて過去最高水準となっている。
生乳生産量は67万8532tで前年同月に比べ1.2%増加し、引き続き増産が続いている。
一方、牛乳生産量は27万5397klで前年同月に比べ1.1%減少した。また、加工乳・成分調整牛乳の生産量は3万2270klで同0.3%減少した。
牛乳類の生産減少で乳製品の在庫量が増えている。全粉乳在庫量は4474tで前年同月に比べ13.0%増加した。
脱脂粉乳の在庫量は10万4203tで前年に比べ18.3%増加した。前月に10万tを超えたが、さらに3551t積み上がった。過去最高水準となっている。
バターの在庫量は4万1518tで前年同月に比べ0.5%減少した。ただ、前月に比べ1565t増えた。
北海道では酪農生産基盤が強化され増産基調となっているなか、新型コロナウイルス感染症の影響による業務用需要減に加え、牛乳類の家庭内需要の低迷で乳製品の在庫が積み上がっている。生産者・乳業者が一体となって飼料用に仕向けるなどの在庫低減対策に国も28億円の予算を確保し官民一体となって実施することにしている。それによって2万5000tの在庫削減の見込みだが、それとともに消費や輸出拡大の取り組み支援など、生乳需給の安定に向けた対策が求められる。
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