農水省「データ活用型スマート養豚モデルの実証」で生産性13.8%向上 Eco-Pork2022年7月13日
Eco-Porkは、実証開始当初から参画した農林水産省スマート農業実証プロジェクト「データ活用型スマート養豚モデルの実証」事業がこのほど完了し、生産性13.8%向上の成果を達成。実証事業の終了時評価で、目標通り成果達成と評価された。
同実証には、Eco-Porkの他、鹿児島大学、NTTテクノクロス、田中衡機工業所、農事組合法人清和畜産、鹿児島県経済農業協同組合連合会が参加した。実証では、養豚の生産から出荷に関わる各種先端技術を導入。データを蓄積・活用することで技術面・経営面から最適な生産体系の構築をめざし、国際競争力強化に向けた養豚経営モデルの実証に取り組んだ。
Eco-Porkは、養豚業に関わるデータを一元化・分析し養豚経営判断をサポートするICTソリューション「Porker」とIoTセンサー(飼育環境測定器)を提供。生産量向上の実証を行うとともに、各種ハードウェアとのデータ連携基盤を開発した。
実証成果については、「Porker」のデータ分析を活用することで、1母豚あたりの年間生産頭数3.5頭向上(13.8%増)、売上換算7980万円を向上。また、IoTセンサーによる環境センシングデータとPorkerをデータ連携し、豚の疾病予防に貢献した。
実証成果に対する評価としては、「千葉県では豚の分娩頭数、離乳頭数、⺟豚回転率については、⽬標を上回る成績を実現している」、「鹿児島県では豚熱の発⽣で種豚を⼗分確保することができず、適切な評価が困難だった」、「データ収集については必要なデータが収集されており、実証で⽣じた課題についても的確に分析、その対応策も検討されている」などのコメントがあった。
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