"豊洲に牛がやってくる"酪農体験イベント開催 地域交流牧場全国連絡会2022年10月21日
地域交流牧場全国連絡会は11月3日、本物の牛を見て、全国の酪農家と交流できるイベント「わくわくモーモー牧場~豊洲に牛がやってくる~」を豊洲公園(東京都江東区)で開催。来場者は、都心にいながらまざまなコンテンツを通じて酪農を体験できる。
社会情勢の変化による円安傾向などさまざまな状況から飼料価格をはじめあらゆる資材・燃料価格が値上がりし、酪農経営は窮地に追い込まれている。指定生乳生産者団体では、令和4年度期中価格改定交渉を行い、11月から飲用向け生乳取引価格が10円/kgの値上げで決着。牛乳の店頭価格も上昇することが見込まれている。
こうした背景を受け、酪農家自らが消費者に対して、酪農家の熱意や思い、酪農の現状、牛乳の素晴らしさを伝え応援につなげるため、同イベントを実施。当日は会場の豊洲公園に本物の乳牛と全国の酪農家がやってくる。乳牛は親牛1頭と子牛2頭を展示し、酪農家が世話をする様子を見学できる。
また、酪農の知識や情勢に関するパネルや、酪農家の仕事道具やエサなどを展示。触る・臭いを嗅ぐなど、体験型中心の酪農クイズラリーを通じた酪農家との交流や、模型を活用した「模擬搾乳体験」、北海道・宮崎県の酪農家とオンラインでつながって牧場の様子を見学する「オンライン牧場体験」も実施。クイズラリーの参加者には、中央酪農会議が運営するMILK JAPANのグッズをプレゼントする。
さらに、JA全農と全国酪農業協同組合連合会(全酪連)が、牛乳をたっぷり使った乳飲料や乳製品等を販売。国産チーズを使ったピザや、様々な地域の牛乳を販売するキッチンカーも出店し、北海道、東北、関東、北陸、東海、近畿・中国・四国、九州と7つのエリアの牛乳を飲むことができる。
その他、「給食のない日も牛乳飲もうプロジェクト」の一環で、(一社)Jミルクが、牛乳・乳製品をおいしく楽しむレシピなどのリーフレットを提供。「牛乳でスマイルプロジェクト」のPRも行われる。
◎「わくわくモーモー牧場~豊洲に牛がやってくる~」イベント概要
日程:11月3日11:00~16:30
場所:豊洲公園/花木モニュメント広場(東京都江東区豊洲2-3-6)
コンテンツ:ステージブース、乳牛展示、展示・酪農クイズラリー、牛乳・乳製品等の販売など
主催:地域交流牧場全国参加費:無料
※雨天決行・荒天中止
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