牛乳・乳製品が値上げ 乳価引き上げに伴い 野村農相「需給状況を注視」2022年11月1日
乳業大手3社(明治、森永乳業、雪印メグミルク)は11月の出荷分から、順次、牛乳や乳製品を値上げを実施する。生乳の取引価格の上昇に伴う対応で、10月をピークに多くの食品の値上げが続く中、消費への影響が注目される。野村哲郎農相は同日の閣議後会見で、「予断は難しいが今後の需給状況を注視したい」と述べた。

ロシアのウクライナ侵攻や円安の影響で乳牛の飼料価格が高騰し、生産者が厳しい経営に直面する中、全国の指定生乳生産者団体と乳業各社は、11月から乳価について1キロ当たり10円を引き上げることで合意した。
これを受けて乳業大手3社は11月1日の出荷分から、牛乳やヨーグルトなど乳製品の値上げを順次、実施する。このうち明治は、11月1日出荷分および受注分から、順次、牛乳類、ヨーグルト、プロテイン飲料など115品を対象に、2.0~7.5%の値上げを行うと公表している。雪印メグミルクも、牛乳類やヨーグルトなどについて11月1日より価格改定を実施すると発表している。
食品価格をめぐっては、10月に飲料や酒類、ハム・ソーセージなど6000品目以上の値上げが実施され、11月の牛乳などの値上げが消費にどう影響されるかが注目されている。野村農相は同日の会見で、「牛乳の値上げが消費に与える影響については、過去の例で消費が減らなかったケースも、落ち込んだときもある。11月はその他の食品も値上がりが予定されていることなどから予断をすることは非常に難しいが、今後の需給状況を注視したい」と述べた。
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