年末年始の需給緩和に向け消費拡大を Jミルク2022年12月9日
Jミルクは12月8日、需給短信を公表した。年末年始の需給緩和に向けて業界関係者に消費拡大と生乳処理体制の万全の準備を呼びかけている。
Jミルクによると10月の生乳生産量は全国で62.1万tで前年比で▲1.4%となり今年度で最大の減少率となった。生産現場では生産抑制に取り組んでおり、11月中旬の全国指定団体受託乳量は速報値で同▲3.7%と今年度最大減少率を更新している。
乳製品向けの仕向け量の減少から脱脂粉乳・バターの生産量も減少している。脱脂粉乳は全国協調の在庫対策とホクレンの国産脱脂粉乳への置き換え対策の効果で在庫量は5か月連続して減少し、8.9万tと3年6か月ぶりに前年を下回った。
バターの在庫量は前年同月比91.1%の3.7万t。在庫は4か月連続で減少している。
11月の牛乳の販売動向は同97.3%と9月30日公表のJミルク予測の96.1%より上回って推移しており、製品価格改定による消費への影響は予測より小さいとみられるとしている。
11月28日週の販売動向では牛乳類全体で前年比▲1.6%に留まっている。
Jミルクは年末年始を始めとする学乳休止期に向けて、引き続き「牛乳でスマイルプロジェクト」を通じた業界内外を巻き込んだ消費拡大、生産抑制の着実な取り組みとともに、最大限の生乳処理体制をとるよう万全の準備を進めることが重要となる、としている
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(94) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(3)-2024年5月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(11)【防除学習帖】 第250回2024年5月18日
-
土壌診断の基礎知識(20)【今さら聞けない営農情報】第250回2024年5月18日
-
出生率低下が心配【消費者の目・花ちゃん】2024年5月18日
-
農政 変わるチャンスへ動く年に JA全青協通常総会2024年5月17日
-
新執行部の決意示す JA全青協が記者会見で抱負2024年5月17日
-
【注意報】小麦、六条大麦、二条大麦に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 栃木県2024年5月17日
-
【注意報】果樹全般にカメムシ類 県内全域で多発のおそれ 大阪府2024年5月17日
-
コメ・水田農業の将来に危機感示した渡辺会長【熊野孝文・米マーケット情報】2024年5月17日
-
【注意報】茶に炭疽病 県内全域で多発のおそれ 長崎県2024年5月17日
-
生命と財産守る活動 一歩ずつ前に JA共済優績組合表彰式 JA共済連2024年5月17日
-
(384)本当の「不平等状態」改正【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年5月17日
-
契約実行高、当期純利益で過去最高を更新 2024年3月期決算 JA三井リース2024年5月17日
-
【JA人事】JA帯広大正(北海道)森和裕組合長を再任(5月16日)2024年5月17日
-
北海道HACCP「食の安全にこだわる2024」発行2024年5月17日
-
濃厚マンゴーと相性抜群のスイーツが登場 自由が丘「一果房」で17日から 青木商店2024年5月17日
-
スマート農業システム開発のディーピーティー「JAGRI KYUSHU」に出展2024年5月17日
-
「マッスルスーツ」累計出荷台数が3万台を突破 イノフィス2024年5月17日
-
米・米粉の可能性を広げるBtoB展示会を9月に開催 cotta2024年5月17日
-
農薬出荷数量は6.8%減、農薬出荷金額は3.0%減 2024年農薬年度3月末出荷実績 クロップライフジャパン2024年5月17日