「Farmnote Gene」提供1周年で国内遺伝子検査市場の25%を獲得 ファームノート2023年3月16日
酪農・畜産業界に特化したIoTソリューションの開発・提供するファームノート(北海道帯広市)は3月1日、酪農生産者向けに乳牛から遺伝子情報(ゲノム)を採取し、その解析結果をクラウドで提供するサービス「Farmnote Gene(ファームノート ジーン)」が提供から1周年を迎えた。
「Farmnote Gene」のサービスイメージ
「Farmnote Gene」は提供開始から1万検体(1万頭分)を突破し、国内における遺伝子検査の25%を占める数字といえる。
同サービスは、酪農生産者の牛の遺伝子を採取し、検査結果をWeb画面で分かりやすく提供。速やかな牛群改良を可能にすることで、ユーザーの牧場をより良い方向に導き、「どの牛を後継牛として残すべきか」遺伝子情報をもとにした意思決定をサポートしている。また、採取した牛の遺伝子情報を、解析結果をインターネット経由で提供するクラウド型の情報提供サービスで、ユーザーは、PCやタブレットから飼育する牛の特性を個体ごとに遺伝子レベルで確認できる。
「どの牛を残すべきか、何を授精すべきか」、牧場経営者にとって理想の牛群を追求することは、将来の牧場の生産性向上に直結する。遺伝改良により牧場内でのパフォーマンスの高い牛を残していく点に着目し、ゲノムで提供される豊富な遺伝子情報を活用。将来の牛群設計を成功に導くために、ユーザーによる直感的な分析を可能にした使いやすいインタフェースを実装している。
「Farmnote Gene」の利用者で群馬県の須藤牧場では、Farmnote Geneの活用により、ゲノム情報から牛にどの種をつけるかの判断に役立てられているという。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日