飼養管理、飼料運搬時の負担軽減 家畜改良センターへ「アシストスーツ」導入 イノフィス2025年6月10日
アシストスーツを製造・販売する、東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィスは、独立行政法人 家畜改良センター茨城牧場(茨城県筑西市)に、アシストスーツ2種を1月に納品。同牧場はアシストスーツを飼養管理、飼料運搬時における身体的負担軽減に活用している。
「マッスルスーツSoft-Power」の利用シーン
家畜改良センター茨城牧場で今回導入されたアシストスーツは、サポータータイプでは最強クラスの補助力で、腰の負担を35%軽減する「マッスルスーツSoft-Power®」。同牧場では、2023年11月に外骨格型アシストスーツ「マッスルスーツEvery®」 を導入しており、今回が2度目の導入となる。
同牧場では、大ヨークシャー種・ランドレース種を中心とした種豚の改良・供給業務を行っておいる。日常的に母豚や子豚の飼養管理や飼料の運搬などの力仕事が伴い、定年延長に伴う高齢職員の増加や女性比率の上昇により、作業負担の軽減は将来的な課題となっている。
これまでは、簡易的なコルセットの導入やフォークリフトの活用による負担軽減を図ってきたが、作業分担の難しさや衛生管理上の制約がある中、さらなる労働環境の改善や負担軽減に向けた対策を検討していた。
同牧場で2年前、最初に試験的に導入した外骨格型のアシストスーツ「マッスルスーツEvery®」は、補助力が高く、飼料の運搬など屋外作業には適していたが、豚舎内ではサイズが大きく動きにくさがあった。そこで今回は、より動きやすいサポータータイプの「マッスルスーツSoft-Power®」を追加導入した。
「マッスルスーツEvery」の利用シーン
家畜改良センター茨城牧場の担当者は「特に分娩豚舎での子豚の取り上げ作業など、繰り返し立ったりしゃがんだりする動作が多い作業において、負担が軽減された実感がある。また、作業着の着替えが必要な衛生管理下でも、『Every』は豚舎外の飼料運搬などに、『Soft-Power』は豚舎内の作業にと、用途別に使い分けることで効率的な運用が実現できている」とコメント。また今後は、現場の特性に合った運用方法を模索しながら、 活用の幅を広げていくとしている。
重要な記事
最新の記事
-
備蓄米 5kg1990円から4980円 随契米販売で価格差開く2025年6月10日
-
【緊急寄稿・稲作農家の声】5kg3500円が適正価格 「このままでは農村が崩壊」 和田勝一さん(茨城)2025年6月10日
-
米価2週連続で下落 5kg▲37円の4223円2025年6月10日
-
日本各地の食材、日本初上陸の海外製品が一堂に 東京ビッグサイトで第6回国際食品・飲料商談Week「JFEX」 RX Japan2025年6月10日
-
歯止めがかからないスポット価格の下落と7年産米動向【熊野孝文・米マーケット情報】2025年6月10日
-
「GREEN×EXPO2027全国連携プログラム」第2次募集開始 農水省2025年6月10日
-
【JA人事】JAみなみ信州(長野県) 新組合長に中村彰氏(5月28日)2025年6月10日
-
【人事異動】JA全農(6月19日付)2025年6月10日
-
ネットメロンの出荷始まる JA鶴岡2025年6月10日
-
本日10日は「魚の日」浜名湖産うなぎなど100商品を特別価格で販売 JAタウン2025年6月10日
-
「ビジネスチャンスEXPO in TOKYO」11月26、27日に開催 東京商工会議所2025年6月10日
-
【動き始めたバイオスティミュラント】JA全農も導入決め、実証実験を進行中 高温障害への耐性に期待2025年6月10日
-
国際園芸家協会(AIPH)査察団 GREEN×EXPO2027の準備を確認 国際園芸博覧会協会2025年6月10日
-
誰でも使えて、軽トラ運搬可能、坂も登り、小回りがきく ラジコン式草刈機「アラサー傾子」を発売 筑水キャニコム2025年6月10日
-
青森県のりんご生産者にアンケート調査 生産量減少は4割が実感、6割が将来に不安 日本農業2025年6月10日
-
都市型防災イベント「もしもFES渋谷2025」代々木公園で開催 こくみん共済 coop2025年6月10日
-
群馬県太田市・道の駅おおたで麦とろフェスティバル「とろろトライアル」参加者募集中2025年6月10日
-
VEGE WEEK第7弾 「世界のサラダを味わう1週間」開催 キユーピー2025年6月10日
-
PCR法による「ピスタチオ」食物アレルゲン検査受託開始 ビジョンバイオ2025年6月10日
-
名古屋都市圏の大規模生産法人「アグリベース辻」一部株式を取得 ヤマタネ2025年6月10日