KAICO社と動物用医薬品に関する共同研究開発契約を締結 日本曹達2025年8月13日
日本曹達は、九州大学発のスタートアップ企業のKAICO株式会社(福岡県福岡市)と動物用医薬品における共同研究開発契約を締結した。
KAICO社は、九州大学オリジナルのバキュロウイルスゲノムやカイコを利用した「カイコ-バキュロウイルス発現系」をコア技術に、カイコの体内で目的タンパク質を発現させ、研究用試薬品、診断薬、ワクチンの開発を進めているバイオベンチャー企業。KAICO社のカイコ-バキュロウイルス発現系は、従来の微生物細胞や培養細胞と比較して、組換えタンパク質において高い発現成功率が期待されており、他の発現系では生産困難なタンパク質の生産を可能にする。
近年、ペットの高齢化や畜産業における疾病予防への関心の高まりを受け、動物用医薬品市場は拡大傾向にある。日本曹達は、動物用医薬品分野における技術革新を通じて社会課題の解決に寄与するという共通の理念を掲げるKAICO社との協業により、両社の技術力と専門性を結集し、研究開発を加速するため契約締結を決めた。
日本曹達は、KAICO社との協業により、特定疾患の動物用医薬品に関し、KAICO社が持つ独自のカイコ-バキュロウイルス発現系を活用した必要なタンパク質の開発と提供を目指す。両社は、同提携を通じて、将来的な製品化や応用可能性を見据えた技術検証、素材評価を段階的に進める。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 -
農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 -
酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 -
国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 -
【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 -
米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 -
2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 -
クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 -
(459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 -
石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 -
秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 -
「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 -
カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 -
食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 -
11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 -
組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 -
JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 -
【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日 -
農業経営効率化へ 青果市況情報アプリ「YAOYASAN」に分析機能追加 住友化学2025年10月31日


































