「徹底議論で改革案」萬歳会長が談話2014年6月25日
政府は6月24日に安倍政権の成長戦略「日本再興戦略」の改訂版と「規制改革実施計画」を閣議決定した。また、農協改革を含む「農林水産業・地域の活力創造プラン」の改訂版も決定された。これを受けてJA全中の萬歳章会長は「ただちに自己改革の検討に着手する」とした談話を発表した。
閣議決定された規制改革実施計画と改訂版活力創造プランでは、農協改革について、「農協系統組織内での検討も踏まえて」とされている。課題は▽JAの事業やガバナンスのあり方、▽連合会の事業・組織形態、▽中央会の新たな制度への移行が柱で、来年の通常国会に関連法案の提出をめざす。
談話で萬歳会長は「われわれは直ちに、これらの課題に対応した自己改革の検討に着手する」と表明し、24日付けで担当部局を立ち上げたことも明らかにした。
JA全中によると担当部局は「JA改革推進プロジェクトチーム」として谷口肇常務理事の下で10人程度の職員がまずは兼務で外部有識者会議と総合審議会での議論を軸にした体制づくりを進めるという。検討を経て8月8日の臨時総会で発足する新執行体制下で具体的に動き出す。秋には組織協議も予定されている。 談話で萬歳会長は「これから進める自己改革は、農業所得の増大と地域の活性化に向けJAが地域の主役となり創意工夫のもと、総合事業のなかで営農・経済事業を強化するものとする」と強調した。
そのために「連合会・中央会の組織やあり方や事業内容を見直し、徹底的に議論したうえで改革案を取りまとめ早急にその実現に取り組む」としている。
(関連記事)
・萬歳会長、2期めに向け所信表明 JA全中(2014.06.25)
・【JA全農がめざすもの】第1回 米の販売戦略 岩城晴哉・JA全農常務理事インタビュー(2014.06.24)
・強めたいJAからの発信 文化賞シンポも盛況(2014.06.20)
・【農協改革】中央会制度、検証抜きの結論は理不尽(2014.06.19)
・【農協改革】「農協改革」をめぐる安倍政権の発言(2014.06.19)
重要な記事
最新の記事
-
コシヒカリ(上)概算金、2.1万円を最低保証 「安心して生産できるため」 JAしまね2025年5月12日
-
概算金の最低保証2.2万円 米農家からの聴き取り参考に JA越前たけふ2025年5月12日
-
37年ぶりの国主催の国際園芸博 国民全員が「農」を考える契機に(1) 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年5月12日
-
群馬県で豚熱 国内99例目2025年5月12日
-
大豆の収穫量 25万2400t 前年比3%減2025年5月12日
-
「所得補償で農業守れ」 経済・財政分析から提言 農協愛友会で三橋貴明さん講演2025年5月12日
-
食品産業の農業参入割合 17% 除々に増加2025年5月12日
-
三重県肥料農薬委員会開く JA全農みえ2025年5月12日
-
千葉の農業者向け「高温対策オンラインセミナー」5月14日に開催 JA全農ちば2025年5月12日
-
「3-R体験会」第2弾の「田植え」 5月10日に広島県内の親子15組53人招き開催 JA全農ひろしま2025年5月12日
-
最新の農機・営農情報を紹介 7月5、6日に「ダイナミックフェア2025」開催 JA全農いばらき2025年5月12日
-
【JA人事】JA鳥取西部(鳥取県)中西広則組合長を再任(4月28日)2025年5月12日
-
相模原市と包括連携協定を締結 JA相模原市2025年5月12日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」着物姿で「蓬莱橋」観光 静岡茶も飲み比べ JAタウン2025年5月12日
-
好調の「あずきバー」販売4億本に向けアイス工場を新設 井村屋2025年5月12日
-
「雹で傷ついた梅を活かし、日本の梅文化を継承」梅ボーイズがクラファン開始2025年5月12日
-
「大戸屋やさいクレヨン」食育プログラム 横浜市内の6店舗で展開 mizuiro2025年5月12日
-
「あまやさい地産地消推進店」増加へ事業拡大 兵庫県尼崎市2025年5月12日
-
「JRE MALLふるさと納税」GAP認証農産物特集ページ新設 日本GAP協会2025年5月12日
-
「FOOMA JAPAN 2025」で光選別機や業務用加圧式IH炊飯機などを展示 サタケ2025年5月12日