JA東西しらかわと千葉大学園芸学部が連携協定2018年3月22日
・営農指導技術や人材育成で
JA東西しらかわ(薄葉功組合長)は、国立大学法人千葉大学大学院園芸学研究科・園芸学部(小林達明学部長)および千葉大園芸学部OB会である戸定会(加藤一郎会長)と、地域農業振興と地域経済・社会の活性化、次世代型人材育成を目的に連携協力する協定を締結することで合意し、4月4日に締結式を行う。
この連携協定の具体的な内容は、
▽JAの植物工場の栽培指導・運営支援
▽営農指導技術・情報交流によるJA管内の農業振興による地域活性化支援
▽共同研究・委託研究、コンサルティングによる成果に基づく事業化の促進
▽相互研修による資質、能力の向上
などで連携していくことにしている。
JA東西しらかわの園芸事業は、トマト、イチゴ、キュウリやニラなどの葉物野菜を中心に展開されており、その7割が県外に出荷されている。また、イチゴの生産は福島県内第2位となっている。
JAでは、今後もこうした園芸生産販売事業を進めていくうえで、栽培技術はもちろん、的確で効果的な病害虫防除技術などについても千葉大の研究成果などを反映できることを期待しているという。
この連携協定では、千葉大園芸学部卒業生の組織である戸定会(とじょうかい)が橋渡役として大きな力を発揮し、同会を加えての3者による協定となっている。
3者は3月13日に千葉大園芸学部で連絡会議を開催し、協定の細部の確認や運営方法について協議し、4月4日にJA本店で締結式を行うことにした。
今後、千葉大学園芸学部は全国のJAに対して、園芸事業を核とした地域社会の活性化支援に向けて連携協定を進める方針だという。
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