農業法人への出資 500件突破-アグリビジネス投資育成2018年6月20日
アグリビジネス投資育成(株)は6月18日、農業法人への出資実績が500件を突破したと発表した。出資を受けた農業法人は平均で1億円の売上げ増となっているという。
アグリビジネス投資育成はJAグループと日本政策金融公庫の出資で設立され平成14年に業務を開始した。経営規模拡大など意欲ある農業法人の株式の取得・保有によって出資先の自己資本の充実を促進することによって、農業の持続的な発展を支援している。
同社によると5月末時点で累積出資件数は512件まで拡大した。累積出資金額は83億円となっている。
出資実績のうち、同社の資本金を活用して自らの勘定で行う自己勘定投資は129件、JAバンクアグリ・エコサポート基金から、アグリシードファンドや担い手経営体応援ファンドなどを使って投資する自己信託投資は383件となっている。
出資先の農業法人の主要生産品目は野菜が166件ともっとも多く、畜産119件、稲作88件となっている。このうち22年度以降に出資を行った農業法人について出資前と出資後の最新の売上げ高を比較すると、平均で1億100万円(142%)増加したという。
同社は今後とも農業法人への出資とさまざまな経営サポートによって農業生産の拡大と、所得向上を支援していくとしている。
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