長野で「JA農機&資材フェスタ2018」開催2018年7月24日
・長野県農協生産資材事業推進協議会
長野県農協生産資材事業推進協議会は、7月20日、21日の両日、長野市のエムウェーブで「JA農機&資材フェスタ2018」を開催した。
このイベントは、農家組合員のニーズに応える農業機械・生産資材等の実演・展示即売会を開催するとともに、担い手・新規就農者及び広く農業に関心を持つ潜在・次世代ユーザーに向けて、生産性の向上とコスト削減に向けた系統生産資材事業の取り組みを発信することを目的とする。毎年開催され今回は22回目となる。
今年のテーマは「"JAから発信"~未来につながる豊かな実りの応援団~」で、農業機械27社、肥料9社、農薬11社、農業資材1社、包装資材2社、住宅自動車関連4社の他、JA長野県営農センター、JAバンク、JA共済、JA関連の直売等も加わり、JAグループを挙げての催しとなった。
特設コーナーでは、全国生産者1万人の声×JAにて開発した60PS共同購入トラクターのブースを設置し、1日目のみ実物を展示した。現物を披露する初めての場となったこともあり、県下各地の組合員が足を止め、大盛況となった。
また、県内のJA農機担当者が選抜した県域推奨型式や、各社の低コスト型機械、担い手向け大型機械、肥料農薬の低コスト技術についても、展示や紹介を行った。セルフメンテナンスコーナーでは、トラクタの点検部位を説明し、交換時期を迎えた部品も並べ、日常点検による長期使用を啓発した。
場外で行われた実演ショーでは、5回に分けて自動運転トラクターと田植機、ラジコン草刈機、ドローン(マルチコプター)の実演を行ったが、最新農機が一堂に会した迫力のある実演ショーとなり、のべ約500名が体感した。
(写真)会場のようす
生産資材コーナーやJA関連コーナーでは、施肥や防除のポイント指導、農業融資や共済の説明、出展メーカーによるミニゲームを楽しめるブースもあり、多くの来場者に好評を得ていた。また農作業安全コーナーでは、悲惨な農作業事故の予防に向けた対策を説明した。
また、開催の両日行われたステージイベント、お子様向けのふわふわバルーン、瓶詰めなめたけをプレゼントしたスタンプラリー、信州の牛乳の試飲会やりんご3兄弟ソフトクリームの販売、松本ハイランド産スイカの試食販売会なども行い、家族連れまで楽しめるイベントとなった。
両日の実績(速報値)は、受付来場者が約5200名(目標5000名)、成約金額約16億円(目標16億円)だった。主催者は「記録的な猛暑の中であったが、大きなトラブルもなく、目標を達成することができた」とこのイベントが成功裡に終了したと安堵していた。
※この記事はJA全農長野生産購買部提供の資料に基づき記事化したものです。JAcomではこうした情報提供をお待ちしております。
(関連記事)
・「魚沼コシ」の誇り賭けて 「特A」奪還へ肥培管理徹底【駒形正樹・JA魚沼みなみ営農部長】(18.07.24)
・【意見交換】資材価格の引き下げ 販売増と規模拡大へ(18.07.24)
・最新の技術に20万人超 国際農業機械展 in 帯広(18.07.19)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日