配合飼料1tあたり800円値下げ-JA全農2018年9月25日
JA全農は9月21日、10~12月期の配合飼料供給価格を7~9月期により全国全畜種総平均で1tあたり約800円値下げすると発表した。
外国為替は1ドル111円前後と円安傾向にあるが、トウモロコシのシカゴ相場や大豆粕価格が値下がりしていることなどから前期に対して値下げとなった。なお、改定額地域、畜種、銘柄によって異なる。
JA全農によると、トウモロコシのシカゴ相場は6月には1ブッシェル(25.4kg)3.9ドル前後で推移していたが、その後は受粉に適した気候が続いたことや、8月10日に米国農務省が史上最高の単収見通しとなったことを発表したことなどから下落し、現在は同3.6ドル前後で推移している。
今後は新穀の豊作が期待されるが、南米産の生産量減少で米国産の輸出需要の増加が予想されることから、相場は現行水準で推移するものと見込まれている。
大豆粕のシカゴ相場は6月には1t380ドル前後で推移していたが、米中貿易摩擦のなかで中国による大豆への報復関税引き上げで輸出が大幅に減少する見通しであることや、8月の米国農務省の発表で米国産大豆の期末在庫率が大幅に改善されたことなどから下落し、現在は同340ドル前後となっている。国内の大豆粕価格はシカゴ相場の下落で値下がりが見込まれる。
米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は5月には1t45ドル前後で推移していたが、中国向けの石炭輸送需要が増加したことや、原油相場が堅調に推移していることから上昇し、現在は同50ドル前後で推移している。今後は、中国向けの石炭の荷動きが引き続き好調であることや、北米産新穀輸出が本格化することから、海上運賃は堅調に推移することが見込まれている。
(関連記事)
・全農酪農体験発表会 岩手の山崎さんが最優秀賞(1)(18.09.13)
・【JA全農飼料畜産中央研究所笠間乳肉牛研究室】能力の高い牛をつくる技術を研究(18.09.10)
・農業資材 販売価格に大きな幅-農水省調査(18.08.28)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】「オオタバコガ」フェロモントラップに多誘殺 速やかな薬剤防除を 北海道2025年6月23日
-
【JA人事】JA能登わかば(石川県)寺西清悟組合長を再任(6月21日)2025年6月23日
-
【'25新組合長に聞く】JAみなみ信州(長野) 中村彰氏(5/28就任) 地域活性化にJAも貢献2025年6月23日
-
【自民畜酪委】生乳需給緩和に危機感 業界挙げ需要拡大へKPI2025年6月23日
-
全農 備蓄米 出荷済み18万7232t 進度率63%2025年6月23日
-
家の光協会が第82回通常総会 『家の光』誌は2年連続で3万部以上の減に2025年6月23日
-
【JA人事】JA石川かほく(石川県)西川一郎組合長を再任(6月21日)2025年6月23日
-
全ての米生産者対象「今後の米の生産意向」アンケート実施 農水省2025年6月23日
-
【JA人事】JAひがしうわ(愛媛県)石野満章組合長を再任(6月21日)2025年6月23日
-
エーコープ店舗に「くらしモア」ブランドを採用 全農2025年6月23日
-
白未熟粒やイネカメムシ対策を解説 「水稲高温対策研修会」を開催 JA全農岐阜2025年6月23日
-
加工用ジャガイモ収穫を高校生が見学 JAあしきたが「オホーツクチップ」収穫2025年6月23日
-
農業するなら長野で「長野県市町村・JA合同就農相談会」有楽町で開催2025年6月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」石垣島でパインアップルを収穫 JAタウン2025年6月23日
-
JAタウン「食べごろ桃特集ページ」オープン クーポンプレゼントキャンペーンも実施2025年6月23日
-
「淡路島たまねぎ まるごとカレー」ハウス食品と地産地消の取組 JAグループ兵庫2025年6月23日
-
精米技術「真吟」を展示 「第4回 国際発酵・醸造食品産業展」に出展 サタケ2025年6月23日
-
特産の早生桃が食べ頃 即売会は1時間で完売 兵庫県川西市2025年6月23日
-
千葉県の米農家が営む穴太商店の「3周年祭」君津市で開催2025年6月23日
-
政府備蓄米(令和3年産)21日から北陸3県全7店舗で先行販売 PLANT2025年6月23日