フレッシュマン集う JA全国機関が研修会2019年4月1日
JA全中、JA全農、JA共済連、農林中金などJA全国機関は4月1日、平成31年度の新規採用職員研修会を文京シビックホール(東京都文京区)で開催。この日、全国から集まったフレッシュマン約500人を対象に講演などが行われた。
(写真)JA綱領を唱和する新職員
同研修会は、1日付で入会した新規採用職員に、「農業とJAグループについての学習の第一歩とする」ことが目的。人気予備校講師でJAグループサポーターの林修氏からは、ビデオメッセージが寄せられた。
林氏は「就職とは『生』のあり方そのものが大きく変わるターニングポイント。これまでと違って、お金をもらって責任を持ち人の期待に応えることになる。それも、これだけやればいいだろう、と思うのではなく、相手の期待値を超えていくことが大事。ここまでやってくれたのか、と言われて、あいつはできる、と言われるようになる。厳しい状況のなかで食を担う根本の農業をどうするか、JAには日本農業の情報発信センターとしても期待されている。みなさんの活躍を願っている」と激励した。
JA全中の中家徹会長は、JAの基幹職員としての心構えを訓辞。
「われわれは生命を育む食料を担う仕事であり、誇りとプライドを持ってがんばってもらいたい」と激励した。
さらに「協同組合の主役は組合員」であり人の結合体であること、運動の原点は現場にあり常に現場を大事にしてJAを側面から支援する補完的な機能を発揮するのが全国機関の役割。「野球でいえばプレイヤーはJA、全国機関はフロントであり、JAが思い切り活動できるようにサポートする役割」と強調した。また政府の農協改革という荒波をJA自己改革につなげるため、「ピンチをチャンスに変えるような取り組みで、JAはなくてはならないと評価される改革を進めている」などと話した。そのほか職員個々の心構えとして、「逆境は成長のチャンス、困難に向き合って壁を乗り越え、くじけずに協同組合運動者としてがんばってほしい」と励まし、新職員らは真剣な面持ちで耳を傾けていた。
研修会ではJA全青協の水野喜徳会長が「青年農業者が期待すること」で講演。歌手の田中星児氏が「農業協同組合歌」の歌唱指導、哲学者の内山節氏が「私からの提案-これからの時代の生き方」で記念講演した。
なお、平成31年度のJA全国機関新規採用者は541人となっている。内訳は以下のとおり。( )内は人数。
JA全中(3人)、JA全農(235人)、JA共済連(40人)、農林中央金庫(103人)、(一社)家の光協会(15人)、(株)日本農業新聞(15人)、(株)農協観光(23人)、全国開拓農協連(2人)、全国畜産農協連(4人)、日本厚生農協連(1人)、日本園芸農協連(2人)、共栄火災海上保険(株)(97人)、(株)農林中金総合研究所(1人)
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