農協で「ビットコイン購入したい」 客の異変に気付いた職員が詐欺被害防ぐ 愛媛2022年12月2日
農協の窓口で「ビットコインを購入したい」などと申し出た70歳代の女性客の異変に気付き、詐欺被害を未然に防いだとして、愛媛県今治市の越智今治農協の職員らに伯方警察署から感謝状が贈られた。被害を防いだ職員は「特別なことをしたわけではないが被害を防ぐことができてよかった。特殊詐欺が増えているので、これからも気を引き締めて業務に取り組みたい」と話している。

感謝状が贈られた土岐友和さん(左から2人目)と頼末絵利菜さん(右から2人目)、越智今治農協金融業務部長(左端)、同農協上浦支店長(右端)(越智今治農協提供)
感謝状を贈られたのは、越智今治農協金融業務部と同農協信用業務課の土岐友和課長、同農協上浦支店、同支店職員の頼末絵利菜さんの4者。
伯方警察署などによると、今年10月31日、同農協本店の窓口を訪れた女性客から「ビットコインを購入したい」「口座に1800万円を振り込みたい」と申し出を受け、おかしいと感じた土岐さんが詳しく事情を聞いたところ、架空料金詐欺被害に遭っていることを見抜き、振り込みを止めるよう説明して詐欺被害を未然に防いだ。
また、翌11月1日午後、同じ女性が同農協上浦支店を訪れて「知らない男にマイナンバーカードの画像を送信した」「悪用されないためにお金を振り込みたい」と相談したのに対し、頼末さんが説得して了解を得たうえで警察に通報し、詐欺被害を未然に防いだ。
こうした功績に対して11月24日、伯方警察署から感謝状が贈られた。
土岐課長は「この1,2年、管内で未遂も含めて特殊詐欺の発生が増えており、農協でも被害を防ぐために職員を対象にした訓練を行っています。特別のことをしたとは思っていませんが被害を防ぐことができて安心しました。農協を利用する方は高齢の方が多いので、今後も特殊詐欺に関する情報を職員で共有して被害防止に取り組みたいと思います」と話した。
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