持続可能な食文化創造めざし スタートアップ企業との協働へ JAグループのコンソーシアム2024年10月8日
(一社)アグベンチャーラボ(あぐラボ)が代表事業者となりJAグループ全国機関ほか関係グループ会社35社で構成するSA&Fクラスター(サフ・クラスター)が10月7日、スタートアップ企業との協働による新たな食や農の技術開発をめざしてキックオフミーティングを開いた。
あぐラボで開かれたサフ・クラスターのキックオフミーティング
サフ・クラスターは東京都が進める「グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業」のアグリテック分野の事業として採択された。この事業は成長が見込まれる分野で複数の企業などがクラスターを作って新技術などを開発する取り組みを支援する事業でサフ・クラスターはJAグループによる「生産から消費までを捉えたクラスター」として評価された。
キックオフミーティングであいさつした東京都の吉村恵一スタートアップ・国際金融都市戦略室長は「東京都はミシュランガイドに星の獲得数が世界一、一方で都市農業もしっかり行われており、食は東京の強み。世界の食を変えるイノベーションに非常に期待している。それがサステナブルな都市づくりにもつながる」と参加者に期待した。
サフ・クラスターは参加35社がさまざまなスタートアップ企業と提携し、持続可能な食文化を意味する「サステナブルガストロノミー」の実現を東京都ともに推進する。
開発でめざすのは、生産資材ではバイオマス肥料やバイオスティミュラント、廃棄資材の再利用などサステナブルな資材の活用や、農業生産では自動運転や、植物工場、食品加工では代替タンパクや新食材開発などだ。
クラスター構成団体は今後、事業領域を検討しスタートアップ企業と連携し取り組む事業を提案する。あぐラボは2019年からJAアクセラレター事業で集まった約1500社のスタートアップと構成団体とのマッチングを行う。
事業の目的や実施体制、実現性、東京都への貢献などが審査され採択されれば実証試験などに取り組む。事業実施期間は2027年までで期間中、東京都は最大で3億円の支援を行う。
12月にはサフ・クラスター構成団体とスタートアップ企業とのマッチングイベントが行われる。
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(1)養豚農家に寄り添い疾病を防ぐ クリニック北日本分室 菅沼彰大さん2025年9月16日
-
国のプロパガンダで新米のスポット取引価格が反落?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月16日
-
准組合員問題にどう向き合うか 11月15日に農協研究会開催 参加者を募集2025年9月16日
-
ファミリーマートと共同開発「メイトー×ニッポンエール 大分産和梨」新発売 JA全農2025年9月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」北海道訓子府町で じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を収穫 JAタウン2025年9月16日
-
山形県産「シャインマスカット」品評会出品商品を数量限定で予約販売 JAタウン2025年9月16日
-
世界初 土壌団粒単位の微生物シングルセルゲノム解析に成功 農研機構2025年9月16日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加)NOSAI全国連2025年9月16日
-
農薬出荷数量は1.3%増、農薬出荷金額は3.8%増 2025年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年9月16日
-
林業の人手不足と腰痛課題解消へ 香川西部森林組合がアシストスーツを導入 イノフィス2025年9月16日
-
農業支援でネイチャーポジティブ サステナブルの成長領域を学ぶウェビナー開催2025年9月16日
-
生活協同組合ユーコープの宅配で無印良品の商品を供給開始 良品計画2025年9月16日
-
九州・沖縄の酪農の魅力を体感「らくのうマルシェ2025」博多で開催2025年9月16日
-
「アフガニスタン地震緊急支援募金」全店舗と宅配サービスで実施 コープデリ2025年9月16日
-
小学生がトラクタ遠隔操縦を体験 北大と共同でスマート農業体験イベント開催へ クボタ2025年9月16日
-
不在時のオートロックも玄関前まで配達「スマート置き配」開始 パルシステム千葉2025年9月16日
-
全国のうまいもの大集合「日本全国ふるさとマルシェ」東京国際フォーラムで開催2025年9月16日
-
産地とスーパーをつなぐプラットフォーム「みらいマルシェ」10月から米の取引開始2025年9月16日
-
3つの機能性「野菜一日これ一杯トリプルケア」大容量で新発売 カゴメ2025年9月16日
-
「国民一人ひとりの権利」九州大学教授招き学習会実施 パルシステム2025年9月16日