JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
【ヒント&ピント】伝えよう!JAの自己改革92019年4月7日
4月は新年度だが、JAの広報誌は締め切りの都合で入組式や新入職員の紹介などは5月号に回さざるを得ず、紙面上からも担当者の苦労がうかがえる。3月7日のJA全国大会も終わり、心なしか「JA自己改革」の企画も少ないように感じる。そのなかで、JA改革に絡めた組合員の声を紹介した広報誌を拾った。
「徹底した話し合い」から
◆組合員組織代表の声を
・JA夢みなみの「夢みなみ」 福島県のJA夢みなみは発足して3年。これを契機に特集で「教えて!組合員がJAに求めること」のタイトルで、各組合員組織の会長や部会長にJAに期待することや要望を聞いている。JA自己改革は組合員との積極的な対話を促している。広域合併して日の浅いJAにとって、これまで知らなかった地域の組合員代表の登場は、新JAの統一感を育てるのに効果的だといえる。
◆営農支援の意見を紹介
・JAあいち知多の「あぐりっ子」 JAあいち知多は,昨年4月からJA改革で実施している「農業チャレンジサポート事業」を紹介。農業経営の規模拡大、高品質化、省力化など意欲のある担い手農家のチャレンジを支援しようというもので、その実績とともに、利用者の意見を掲載している。31年度は家畜伝染病の防疫や親元就労や研修生の受け入れ農家への支援なども盛り込んである。
◆メリハリつけて紹介を
・JAうつのみやの「アグリジャンプ」 年度末で、多くのJAの広報誌は組合員集会や集落座談会などで出た意見を紹介している。特に30年度は、今年度に続くJA自己改革の「山場」で、組合員の声は重要だ。JAうつのみやは組合員総集会の報告として紹介しているが、とかく総務、信用・共済の順で掲載するところが多い中で、「営農」から始めていることはよい。ただ、何が最も問題だったか、見出しをしっかり立てて、メリハリをつけたい。
本シリーズの記事一覧は下記リンクよりご覧下さい。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日