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JAの活動:動き出す 担い手コンサルティング

【動き出す 担い手コンサルティング】少量多品目「見える化」(1)埼玉県小川町「風の丘ファーム」 JA埼玉県信連、農林中央金庫2024年2月20日

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埼玉県小川町の風の丘ファームが実践する少量多品目栽培(農薬・化学肥料不使用)は、栽培に労力がかかり、小口のニーズに応じなければならないため、計画的な作付け、効率的な労働配分、販売管理が経営上の大きなポイントになる。同社社長の田下隆一さん(63)は、JAグループの担い手コンサルティング事業の支援を受け、多品目の野菜をカテゴリー別に分けて収支分析したり、作付け品目を見直したりして、安全で環境に優しい農業の実現を目指している。

コンサルティングチーム(右から農林中金関東業務部・篠原駿介職員、JAバンク埼玉県信連農業部・田島弘毅次長、同・武井翔平調査役)風の丘ファームの田下社長とコンサルチーム(右から農林中金関東業務部・篠原駿介職員、
JAバンク埼玉県信連農業部・田島弘毅次長、同・武井翔平調査役)

風の丘ファームの現在の経営規模は畑6ha、水田50a、大豆20a、麦40aで、いずれも農薬・化学肥料を使わない農業を実現している。社長の田下隆一さん、取締役で妻の三枝子さん、正社員2名、4人のパートタイマーの従業員、それに数人の日本人研修生などの労働力で、野菜を中心に米、麦、大豆と80種類に及ぶ品目を栽培。令和2022年度で約3400万円を売り上げている。

田下さんが、埼玉県の小川町で農業を始めたのは41年前の22歳のとき。東京生まれで農業には全く縁がなかったが、北海道で働いていたときに食べたジャガイモのおいしさが忘れられず、なにかモノづくりの仕事がしたいと考えていたという。

金子美登氏が理想の上司

広々としたところでの酪農か畑作が夢だったが、農地、技術、資金なしのゼロからの参入は難しいことが分かり、有機農業で知られていた小川町の金子美登さん(1948~2022)を訪ねた。「金子さんのように、家畜がいて、田んぼや畑がある。そのような農業をやりたい」と考え、1984(昭和59)年、小川町に移住し、金子さんの弟子になった。

金子さんの経営する霜里農場で作物の作り方を基本から学び、1年後、30aの畑と10aの田を借りて独立し、その後2008(平成20)年、株式会社「風の丘ファーム」を設立した。

風の丘ファームはJAグループなどが株主であるアグリビジネス投資育成(株)の出資を2015(平成27)年度に受けていたことから、JA埼玉県信連の働きかけで、JAグループの担い手コンサルティングを導入。そこに農林中金もサポートで加わった。

ほ場で作業する田下さん(右)ほ場で作業する田下さん(右)

風の丘ファームが実践する少量多品目栽培は「栽培農法へのこだわり(農薬・化学肥料不使用)」と「経営のスリム化」という相反する要素がある。つまり、農薬・化学肥料を使用しない少量多品目栽培は労力面でコストがかかるとともに、少量で品目が多くなるためコスト管理が難しい。コンサルティングを受けて、取締役の三枝子さんから「こだわりが売り上げに結びついている部分と、マイナスになっている部分があることが分かった」との発言があるなど、改めて農業の奥深さを知ることとなった。

例えば小麦づくりは、野菜に比べて売り上げは必ずしも大きくはないが、土壌や病害虫のコントロールなど、ほ場の管理に大きく寄与している。こうした点を踏まえ三枝子さんは「数字だけでは見えない農業の底力はしっかりと見据えていきたい」と言う。その上で「単年度では見えないものも多いので、少なくとも継続して2、3年のデータを見て、経営のコアを整えていきたい」と、長いスパンで考えている。

JAグループのコンサルティングは、品目の管理が不十分であった風の丘ファームに対して品目別収支分析を提案した。80種類の作物を1品目ごとにコスト計算するのは大変な時間と労力がかかる。このため作業が似ている作物ごとに、葉物、根菜、果菜、米麦類の4種類にまとめて収支分析するよう提案した。

JA埼玉県信連農業部の武井翔平調査役は「担い手コンサルの役目は、数値化によって経営を"見える化"することにある。この点で田下社長の評価をいただいた」と自信を示す。各野菜の量を把握するため「月別の品目別収量シート」づくりを提案し、その作成を支援した。

【動き出す 担い手コンサルティング】少量多品目「見える化」(2) 埼玉県小川町「風の丘ファーム」 JA埼玉県信連、農林中央金庫 へ

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