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JAの活動:JAトップアンケート 今、農業協同組合がめさずこと

【JAトップアンケート】JAひだ 駒屋廣行代表理事組合長 「生産者組織の一層の成熟を」2015年11月18日

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 今回は、JAひだの駒屋廣行代表理事組合長のご意見を掲載する。

JAひだ 駒屋廣行代表理事組合長JAひだ
駒屋廣行代表理事組合長

回答日:2015.10.13


【問1】あなたの農協では、農業・地域に対し、どんな役割を果たそうと考えておられますか。今後もっとも重要な役割だとお考えの内容をお書きください。
 政府の求める「農業者の所得向上」はJAの果たすべき最も重要な役割であり、同様に少子高齢化や過疎化の進行により衰退しつつある地方の活気を取り戻すべく「地域の活性化」も重要であると考える。一歩、市街地を離れれば多くの家庭で自家用の米・野菜を栽培している当地域においては、この両者は切り離して論ずることができるものではない。
 そのため、農業者が自立した農業を営むために生産者組織の一層の成熟を図り、生産者・JA・行政が一体となって共に考え、支援するあり方を模索していかなげればならない。


【問2】問1の役割を果たすうえで、今、農業・地域での最大の課題は何ですか。
 「農業者の所得向上」については、中山間地という立地から農地が点在しており、農地の集約による農作業の省力化や生産量の増加といった方策を取ることは難しい。一層生産拡大のためには、限られた農地の中で収量を増加させる手段が必要となる。
 また、当地域ではブランド牛「飛騨牛」の生産が盛んであるが、近年は繁殖農家が減少しており将来の展望に陰りが生じつつある。
 「地域の活性化」については、人口が少ない地域ほど総合事業を扱うJAの店舗の重要性は高まるが、利用者・利用量も少ないため赤字運営にならざるを得ないほど、地域社会へのサービスの提供と経営上の採算性との兼ね合いが課題となっている。


【問3】問2の課題を解決するため、もっとも力を入れようと考えておられることは何ですか。
 「農業者の所得向上」については、「飛騨」「高山」という全国的にも知名度の高い地名をPRの前面に立てつつ、一定の規模を持つコンクールでの評価獲得などにより農畜産物の付加価値を向上させ、それにより専門部署による新規販売先の開拓を後押しする。
 「地域の活性化」については、地域ごとの特性を考慮しつつ、求められるサービスを維持するため、既存の店舗形態にこだわることなく採算性を確保する手法の確立を目標としている。


【問4】問3に関連して、第27回JA全国大会議案では「9つの重点実施分野」を掲げています。このうち課題を解決し、貴JAがめざす姿を実現するために、もっとも重要と考えておられる事項を3つあげてください。また、その分野において、どんな取り組みを考えておられるのか、具体的内容をお書きください。

JA大会_重点実施9分野c=付加価値の増大と新たな需要開拓への挑戦
(具体的取組内容)
販売等における精通者の人材登用、新たな特産品目の生産振興、市場集荷だけではない契約取引などの多様な販売チャンネルの確立

d=生産資材価格の引き下げと低コスト生産技術の確立・普及
(具体的取組内容)
独自の低コスト商品の開発、新技術(直播・新品種等)の確立、無店舗購買(予約購買方式)の強化

h=正・准組合員のメンバーシップ強化
(具体的取組内容)
支店運営委員会の構成、任期等の見直し、支店協同活動の展開


【問5】第27回JA全国大会を機に、JAトップとして内外に発信したいお考えをお書きください。
 政府の規制改革会議における「農協改革」の提起を、その結果としての「農協法等を一部改正する法律」の成立は、JAが果たしてきた役割とJAの奉じる協同の理念が世間において理解を得られていないことへの無念を感じると共に、我々自身に反省すべき点があるように感じる。特に、昨今は度重なる合併による広域化、コンプライアンス上の制約による職員の頻繁な人事異動などを要因として、組合員との距離は開きがちであり、かつてのように「私たちの町、村のJA」と感じてもらうためにはかつて以上の努力が必要である。
 東日本大震災を機に「絆」という言葉が強く意識されるようになったが、協同の理念こそまさにそれであり、JAはそれを実践するための組織である。我々は我々の使命を果たすべく、今まで以上に組合員に寄り添っていかなければならない。更に消費者に対してJAが果たしている役割を理解してもらえる運動を展開していかなければならない。

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