「和食」の無形文化遺産登録、9割弱が評価2014年4月8日
日本公庫が意識調査
昨年12月に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを8割の人が知っており、9割弱の人が評価していることが分かった。日本政策金融公庫(日本公庫)の調査で。
「和食」が世界無形文化遺産に登録されたことを「知っている」人は、81.2%で、年代別には60代が90.3%、70代が87.3%とシニア層で高く、20代67.1%と若い層での認知度が低かった。
また、登録されたことについて「評価する」人は86%と高い回答となっている。男女別では男性83%、女性88.9%と女性の方が評価する人が多かった。
「和食」の特徴のうちもっとも魅力を感じる点について聞いたところ、「一汁三菜を基本としたバランス良い食事スタイル」が26.3%ともっとも高かった。次いで、「明確な四季と表情豊かな自然が広がることにより、多様で新鮮な山海の幸を使用」が24.2%だった。
日本の地域や食文化のどのような点を保護していきたいかという質問に対して、「“いただきます”や箸の使い方等の食事マナー」が39.3%ともっとも高く、次いで「地域に根ざした食材を用いた郷土料理」が30.7%で続いた。
この調査は、今年1月1日から14日まで、全国の20歳から70歳代の男女各1000人を対象に実施された。
(関連記事)
・ビバリーヒルズに創作和食レストラン JA全農(2014.03.10)
・【「和食」の特徴】ご飯を中心に季節のものを食べる(2014.01.15)
・危機にある「和食」 ユネスコ世界無形文遺産登録の意味(2014.01.15)
・和食に日本人の感性 東西の農民作家が対談、農業・農村の文化的意義を語る(星寛治氏&山下惣一氏)(2014.01.10)
・和食の登録、「農業者に励み」 萬歳会長が談話(2013.12.05)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日