農業に人工知能活用を-自民・小泉PTが緊急提言2016年5月11日
自民党の農林水産業骨太方針策定PT(小泉進次郎委員長)は5月11日の会合で「論点整理をふまえた緊急提言」をまとめた。
骨太方針策定PTは4月22日に論点整理をとりまとめているが、政府は6月に向けて成長戦略などの策定を進めている。
これを受けて小泉委員長は「政治スケジュールをみると、今まで議論してきた成果を実際に政府としても取り組むというかたちで早い段階で入れていきたいと(提言を)まとめた」と狙いを話した。
緊急提言の柱は3つ。▽農業イノベーション関係、▽人材力強化関係、▽輸出力強化関係。
農業イノベーション関係では「人工知能未来農業創造プロジェクト(仮称)」やIoT活用による生産性革命の実現や、農業ベンチャー企業の表彰制度の創設などをあげた。
生産資材価格や流通問題については「見える化によるコスト削減が自律的に進む環境づくり」とした。小泉委員長は「見える化は目標、出口ではなくあくまで過程」と話し、この取り組みによって農業者の所得増大などが図られることが重要との考えを強調した。
人材力強化では農業経営塾の全国展開と「次世代人材投資」として青年就農給付金の改善などを盛り込んだ。会合では農協の営農指導員の技術レベルの向上も重要だとの指摘があった。
輸出力強化では「生産者の所得向上につながる輸出基盤の拡大」を強調して、官民それぞれの組織体制の抜本強化、日本産品の品質を担保する仕組み、卸売市場に輸出拠点化(大田市場と羽田空港の輸出連携モデル構築支援)などを盛り込んだ。小泉委員長は「成長産業化、儲かる農業につなげていけるメニューを提示した」と話している。
(自民・小泉PTの関連記事)
・自民 小泉PTが論点整理 (16.04.22)
重要な記事
最新の記事
-
不測事態の食料確保、スマート農業法など3法案 衆院で審議スタート2024年4月25日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年4月25日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年4月25日
-
【注意報】ウメ、モモ、などに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 和歌山県2024年4月25日
-
【特殊報】キュウリに「キュウリ黄化病」府内で初めて確認 京都府2024年4月25日
-
電動3輪スクーター「EVデリバリー」JA豊橋に導入 ブレイズ2024年4月25日
-
ほ場作業の約9割を自動化するオートコンバイン「YH6135,A7135,A」発売 ヤンマー2024年4月25日
-
むらぐるみの共同労働【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第288回2024年4月25日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「農村は国の本」~焚書として消された丸本彰造著『食糧戰爭』が復刻された2024年4月25日
-
【JA人事】JA水戸(茨城県)新組合長に園部優氏(4月21日)2024年4月25日
-
【人事異動】フジタ(4月1日付)2024年4月25日
-
米麦水分計PB-Rを新発売 ケツト化学2024年4月25日
-
全国の小学校・児童館に横断旗を寄贈「7才の交通安全プロジェクト」こくみん共済 coop2024年4月25日
-
自然とふれあう農業体験 伊勢崎市で27日に開催 パルシステム群馬2024年4月25日
-
野菜の鮮度保持袋で物流2024年問題解決へ「JAGRI KYUSHU」に出展 ベルグリーンワイズ2024年4月25日
-
粉末化でフードロス解決に挑戦 オンラインセミナー開催 アグリフューチャージャパン2024年4月25日
-
長期保存食「からだを想う野菜スープ」シリーズ新発売 アルファー食品2024年4月25日
-
生産者と寄附者が直接つながる「ポケマルふるさと納税」が特許取得 雨風太陽2024年4月25日
-
焼けた香りや音に満足感「パンの食習慣」アンケート実施 パルシステム2024年4月25日
-
埼玉県産いちごの魅力を伝える「いちごソング」が完成2024年4月25日