畑作・茶・養豚が増収増益 日本公庫2018年11月5日
日本公庫農林水産事業は11月2日、対象5467先の農業者の決算データを基に、「平成29年農業経営動向分析結果」をまとめた。
◆【耕種】北海道畑作が台風被害から回復
北海道畑作は、台風の影響により平成28年の売り上げ・利益が減少していたが、生産量や販売価格が回復し個人・法人ともに増収増益となった。
茶は、長らく販売価格が低迷していたが、需給バランスが改善され販売単価が上昇し、前年に引き続き29年も増益増収となり、2年連続で好調を維持している。
経営者数が最も多い稲作は、29年の作況指数が「100」と平年並みで個人・法人ともに前年並みとなった。
◆【畜産】豚肉販売価格が前年上回り、増収増益
養豚は29年の豚肉販売価格が前年を上回る価格で推移し、個人・法人ともに1割弱の増収、3割以上の増益となった。
酪農は個人では、北海道が総合乳価が微増に止まったことで売り上げ・利益は前年並み、都府県は初妊牛価格高騰などの費用増加により減益となった。法人でも、総合乳価が微増に止まったことで売り上げは前年並み、都府県の利益については初妊牛価格高騰などの費用増加により減益となった。
肉用牛肥育は個人法人ともに平成29年の牛肉販売価格が高止まりし売り上げは前年並み、前年は棚卸高上昇により増益だったが29年は大幅な動きがなく、素牛価格も落ち着いたことから個人・法人ともに減益となった。
(関連記事)
・ミカン、リンゴなどの栽培面積減る(18.10.18)
・日本茶の初代Tea Ambassador決定 お茶協会(18.10.09)
・農業景況DI大幅下落 設備投資は過去最高(18.09.26)
・概算要求2兆7269億円-31年度農林水産予算(18.08.31)
・販売品取扱高 2年連続で拡大-JA自己改革(18.08.08)
・九州北部豪雨 被災地・あさくら支援でフェアーJAグループと高島屋(18.07.04)
重要な記事
最新の記事
-
農畜産物を「交渉カード」にするな トランプ関税でJA茨城県中央会 森山自民幹事長に緊急要望2025年5月10日
-
米など「重要5品目」守り抜く トランプ関税交渉で森山自民幹事長 茨城で表明2025年5月10日
-
シンとんぼ(141)-改正食料・農業・農村基本法(27)-2025年5月10日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(58)【防除学習帖】第297回2025年5月10日
-
農薬の正しい使い方(31)【今さら聞けない営農情報】第297回2025年5月10日
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日