豚コレラ 法律では「豚熱」と表記へ-農水省2019年12月25日
農林水産省は12月24日、家畜伝染病予防法改正にともない、現在、「豚コレラ」と記載されているCSFを「豚熱」と表記する方針を明らかにした。
野生のイノシシ
農林水産省は11月12日に「豚コレラ」と「アフリカ豚コレラ」という名称について、細菌で発症するヒトのコレラとはまったく無関係でヒトには感染しないことから、風評被害を防ぐため、「CSF」と「ASF」に名称変更することにした。
これらは国際獣疫事務局(OIE)で正式名称として使用されているものでCSFは「Classical swine fever」、ASFは「African swine fever」の略称である。
ただ、法律には正式名称を記載する必要があり、家伝法改正にともなって「和名」について日本獣医学会に検討を要請していた。同学会は12月20日に家伝法での伝染性疾病の名称変更の提言を行い、そのなかで「豚コレラ」を「豚熱」、「アフリカ豚コレラ」を「アフリカ豚熱」とすることを妥当とした。
農林水産省によると「豚熱」は法律にのみ記載され、名称としては「CSF(豚熱)」、「AFS(アフリカ豚熱)」を使用し定着できるようにしていきたいとする。BSE(牛海綿状脳症)と同様の考えだ。
ASF予防のためのワクチン事前接種などを可能とする家伝法改正案は来年の通常国会に提出される。家伝法で掲げられている伝染性疾病は28。このうちブルセラ病をブルセラ症とするなど9件の名称変更も提言した。
重要な記事
最新の記事
-
チョットで済まない「チャットGPT」【小松泰信・地方の眼力】2025年11月26日 -
鴨川メガソーラー問題 「谷埋め盛土」に崩落の恐れ 専門家が学習会で指摘2025年11月26日 -
【TAC・出向く活動パワーアップ大会2025】部門間連携で担い手支援 JA部門全農会長賞 JA秋田なまはげ2025年11月26日 -
甘味資源作物は食料安保の基幹 生産意欲持てる対策を 主産道県が集会2025年11月26日 -
鹿児島黒牛、安納芋、うなぎ 鹿児島の味「ふるさと便」で販売中 JAタウン2025年11月26日 -
愛媛県産オリジナル品種かんきつ「紅まどんな」販売中 JAタウン2025年11月26日 -
ルーマニアで戦う卓球日本代表選手を「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年11月26日 -
「岐阜県産 和牛とお米のフェア」12月1日から開催 JA全農2025年11月26日 -
株式会社ISEKI M&D(松山)周辺の清掃活動行う 井関農機2025年11月26日 -
COP30で気候変動と持続可能な農業に関する共同声明を発表 井関農機2025年11月26日 -
レベニューシェア方式で「ミニ白菜」静岡で販売 農業総研2025年11月26日 -
AIとICP分析の融合による次世代型土壌診断技術を開発 国際農研2025年11月26日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
愛媛・宇和島 CORLEO FARM産「コル'マドンナ」のケーキを販売 カフェコムサ2025年11月26日 -
邑久町漁協と「第6回産直会議」環境省「自然共生サイト」日本最大級の登録申請を確認 パルシステム2025年11月26日 -
北海道オホーツクの農作物をSAF原料に活用 中高校生向け探究学習プログラム実施 東京農業大学2025年11月26日 -
日本生協連「UCDAアワード2025」企業総合賞と専門家賞2商品を同時受賞2025年11月26日 -
長野県に「コメリハード&グリーン真田店」12月10日に新規開店2025年11月26日 -
足立区から感謝状 国際協同組合年に美しく安全な街づくり パルシステム東京2025年11月26日


































