アフターコロナ社会へ7つの提案「生物多様性の日」に発表 日本自然保護協会2020年5月22日
日本自然保護協会(NACS-J)は、5月22日の「国際生物多様性の日」にあたり、コロナ危機が収束した後の社会を見据えて「アフターコロナ社会への7つの提案~ ”One Health” 自然と人間がともに健康になる新たな社会の構築に向けて~」を発表した。
新型コロナウイルス感染症の発生と感染拡大の背景には、世界が抱える気候変動、生物多様性の損失、大量生産大量消費のライフスタイル、食料やエネルギーなどの課題がある。今後、社会と経済復興のために巨額の投資が予想される中、同協会は「新型コロナ危機の温床となった社会」に再び戻ってはいけないと訴える。
今年の国際生物多様性の日のテーマは「解決の鍵は自然の中に」。このテーマの通り同協会は、コロナ危機によって得られた学びをもとに、人と自然が共生するアフターコロナ社会に向けた7つの行動を提案している。
提案は以下の通り。
▽コロナ危機に立ち向かった人々を称え、市民社会の力を高めよう
▽コロナ危機の混乱を記録し、学び、次の社会に活かそう
▽今後の社会・経済の復興を、持続可能な社会の発展につなげよう
新たに生まれたライフスタイルの可能性を育てよう
▽エネルギー、食料、生活用品などを地域でまかなえる新たな社会を構築しよう
▽人と自然の新たな関係を構築しよう
▽未来のコロナ危機の発生と拡大の防止に世界全体で取り組もう
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