トビイロウンカの坪枯れ増加を懸念 鳥取県病害虫防除所2020年9月29日
鳥取県病害虫防除所は9月25日、中生~晩生品種の栽培ほ場でトビイロウンカによる坪枯れが今後増える懸念があるため、注意を促す指導通知を発した。
県内の平たん部~山間部までを含む複数地域でトビイロウンカの坪枯れがすでに発生しており、今後、中生~晩生品種の栽培ほ場での増加が懸念される状況にあるため通知したもの。
トビイロウンカの坪枯れを今年初めて確認したのは9月第2半旬(6~10日)で、その後20日頃から急増し、25日現在、農薬登録されていなかったり、飛来したトビイロウンカに対する感受性が低下していたりする育苗箱施用剤を使用しているほ場、また出穂前後の防除を行っていないほ場を中心に坪枯れが発生している。
中生~晩生の品種で収穫まで2週間以上あるほ場の場合は、(1)坪枯れを確認したとき、または株の異常黄化など坪枯れの前兆を確認した場合は粉剤や水和剤などで直ちに防除、(2)農薬の使用基準の順守、(3)ウンカ類に高い防除効果を示す育苗箱使用剤をすでに使用している場合でも、効果が切れているとみて発生に十分注意する、(4)必要以上に早い落水は坪枯れの発生を助長するため適期に行う――などとした。
収穫まで2週間未満のほ場では、坪枯れやその前兆を発見した際、収穫適期の範囲内で速やかに収穫することとしている。
(関連記事)
その他、病害虫情報はこちら
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日