イチゴのハダニ類多発で注意報 大分県2020年11月25日
大分県農林水産研究指導センターは年内全域でイチゴのハダニ類の発生が平年と比べ高いことから、11月24日に病害虫発生予察注意報第4号を発表した。
イチゴハダニ類の発生推移
11月中旬の巡回調査で、イチゴハダニ類の発生ほ場率は90.0%(平年:31.2%、前年40.0%)、平均寄生株率は55.2%(平年11.7%、前年14.8%)となり、年内全域で発病ほ場率、寄生株率ともに平年より高く、10月の調査時で発生を抑えていたほ場においても急激な密度の高まりが認められた。
ハダニ類は高温乾燥条件で多発しやすく、寄生密度が上昇してからでは防除が困難となる。そのため、ルーペ等を用いてよく観察し、早期発見に努めて速やかに防除を実施するよう促している。また、すでに多発生が認められているほ場では、気門封鎖剤を中心に複数回防除を行い、ハダニ類の密度を下げてから天敵(カブリダニ類)を導入する。
この虫は紫外線を嫌い下葉の裏に多く生息するため、薬液が葉裏にかかるよう丁寧な散布を心がける。また、散布は薬剤が速やかに乾く晴天時に行い、短期間の複数回散布で効果を高めることができる。
防除薬剤については、大分県農林水産研究指導センター病害虫対策チームホームページ内にある「大分県主要農作物病害虫及び雑草防除指導指針」の「いちご」「野菜類」の頁を参照する。なお、薬剤によっては指針の更新日以降に登録内容が変更されている場合があるため、容器のラベルに従い使用するよう促している。
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