ウンカ初確認で早めの防除対策を 大阪府2021年5月31日
大阪府環境農林水産部農政室は、府内に設置した予察灯の調査で、トビイロウンカの例年より早い初誘殺を確認。これを受け、5月27日に病害虫防除除法を発表した。
トビイロウンカ(長翅型・オス)(左)、昨年10月のトビイロウンカによる坪枯れ被害
5月15日夜から16日朝にかけて、岸和田市に設置した予察灯で、ウンカの初誘殺を確認した。府内の予察灯では、例年6月中旬以降に初めて確認されており、過去20年間で5月中に確認されたことは、令和元年の5月最終週に1事例のみとなっている。
すでに今年は、近隣の奈良県や徳島県でも、ウンカの例年より早い初誘殺が確認されている。近畿地方は、平年より3週間早い5月16日頃に梅雨入りしており、梅雨前線に吹き込む下層ジェット気流に乗って、ウンカが中国大陸から飛来する条件が早くから整ってきた可能性があると分析している。
昨秋、西日本を中心に猛威をふるったウンカは、府内でも水田約4710haのうち、半数近い約2200haに坪枯れなどの被害を発生させ、約1400tの減収となった。このため、今後の飛来状況に十分に注意し、早めの適切な防除対策を行うよう注意を促している。
病害虫防除グループホームページで、トビイロウンカの生態や防除対策を解説した防除マニュアル「水稲 トビイロウンカの防除」および「令和3年版大阪府病害虫防除指針」を公開している。
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