県下全域で斑点米カメムシ類確認 誘殺頭数は平年の約2.7倍 岐阜県2021年7月30日
岐阜県病害虫防除所は7月29日、水稲の斑点米カメムシ類の多発を受け、県内全域を対象に病害虫発生予察注意報第3号を発表した。
イネカメムシ成虫(写真提供:岐阜県病害虫防除所)
7月上旬~中旬にかけて、県内48地点の本田ですくい取り調査を行った結果、イネカメムシが岐阜と東濃地域の3地点で捕獲され、うち2地点では10頭以上(20回振調査)と多かった。このほかにも岐阜、西濃、中濃、東濃地域の広域でイネカメムシの発生が確認されている。
予察灯におけるカスミカメムシ類の誘殺頭数では、恵那市(5月第1半旬~7月第2半旬)でアカスジカスミカメが66頭(平年37.7頭)と平年の約1.8倍、アカヒゲホソミドリカスミカメが110頭(平年69.1頭)と平年の約1.6倍、高山市(5月第1半旬~7月第3半旬)では、アカスジカスミカメが415頭(平年155.2頭)で平年の約2.7倍だった。
7月上~中旬に県内48地点の畦畔ですくい取り調査を行った結果、40地点(83.3%)の広域で斑点米カメムシ類が確認された。イネ科雑草が優占する畦畔では、ホソハリカメムシやクモヘリカメムシといった中~大型の斑点米カメムシ類の生息も顕著にみられた。
防除対策では、斑点米カメムシ類の生息密度を低減させるため、水田周辺などの草刈りを行う。散布剤による防除では、穂揃期とその7~10日後の2回の実施を促している。
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(1)養豚農家に寄り添い疾病を防ぐ クリニック北日本分室 菅沼彰大さん2025年9月16日
-
【石破首相退陣に思う】戦後80年の歴史認識 最後に示せ 社民党党首 福島みずほ参議院議員2025年9月16日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(6)2025年9月16日
-
国のプロパガンダで新米のスポット取引価格が反落?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月16日
-
准組合員問題にどう向き合うか 11月15日に農協研究会開催 参加者を募集2025年9月16日
-
ファミリーマートと共同開発「メイトー×ニッポンエール 大分産和梨」新発売 JA全農2025年9月16日
-
「JA共済アプリ」が国際的デザイン賞「Red Dot Design Award2025」受賞 国内の共済団体・保険会社として初 JA共済連2025年9月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」北海道訓子府町で じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を収穫 JAタウン2025年9月16日
-
山形県産「シャインマスカット」品評会出品商品を数量限定で予約販売 JAタウン2025年9月16日
-
公式キャラ「トゥンクトゥンク」が大阪万博「ミャクミャク」と初コラボ商品 国際園芸博覧会協会2025年9月16日
-
世界初 土壌団粒単位の微生物シングルセルゲノム解析に成功 農研機構2025年9月16日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加)NOSAI全国連2025年9月16日
-
農薬出荷数量は1.3%増、農薬出荷金額は3.8%増 2025年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年9月16日
-
林業の人手不足と腰痛課題解消へ 香川西部森林組合がアシストスーツを導入 イノフィス2025年9月16日
-
農業支援でネイチャーポジティブ サステナブルの成長領域を学ぶウェビナー開催2025年9月16日
-
生活協同組合ユーコープの宅配で無印良品の商品を供給開始 良品計画2025年9月16日
-
九州・沖縄の酪農の魅力を体感「らくのうマルシェ2025」博多で開催2025年9月16日
-
「アフガニスタン地震緊急支援募金」全店舗と宅配サービスで実施 コープデリ2025年9月16日
-
小学生がトラクタ遠隔操縦を体験 北大と共同でスマート農業体験イベント開催へ クボタ2025年9月16日
-
不在時のオートロックも玄関前まで配達「スマート置き配」開始 パルシステム千葉2025年9月16日