スイカ炭腐病を道内で初確認 北海道2021年8月17日
北海道病害虫防除所は8月11日、道内で初めてスイカ炭腐病を確認したことを受け、特殊報第1号を発令した。
スイカ炭腐病が発生した株(写真提供:北海道病害虫防除所)
6月上旬に上川地方の複数ほ場で、収獲間際のスイカの株が急激に枯れ上がる症状が発見された。維管束の褐変やヤニの噴出などは確認されなかったことから、つる割病やつる枯病は疑われなかったが、抜き取ると根が褐変腐敗し、一部に黒点がみられた。
上川農業試験場で、発生株の根から病原菌の分離を行ったところ、培地表面に微小菌核を形成するため、菌そうが黒色となる糸状菌が分離された。この分離菌の形態的特徴と塩基配列解析の結果、スイカ炭腐病菌と同定された。
この病は、糸状菌の一種マクロフォミナ・ファゼオリナによって引き起こされる土壌伝染性病害。感染した作物は、収穫間際に地上部の急激なしおれや枯死症状を発症し、果実の収穫が著しく減少する。
また病原菌は多犯性で、スイカをはじめとするウリ科だけでなく、マメ科やキク科、ヒルガオ科など約300種に寄生性があるとされている。
この病は1997年に長野県のスイカで確認されており、ウリ科野菜での炭腐病の発生は国内で初確認となった。同じ病原菌による他作物での炭腐病も含めると、全国的に発生が確認されているが、ウリ科作物ではホモプシス根腐病との混発が問題となっている。防除対策は次のとおり。
〈防除対策〉
○スイカ炭腐病に対する登録農薬は無い。また、宿主範囲が広いため安易な転作や連作を避ける。
○発生ほ場では宿主作物の栽培を避ける。
○被害株や収穫後の残渣は根ごと抜き取り、ほ場外に持ち出し、適切に処分する。
○機械類や長靴などを使用後は、土壌の移動に注意し、作業終了後に洗浄を行う。
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