飼料用米 多収日本一 過去最高の974kg 美唄市の山口さん2024年3月4日
農林水産省と(一社)日本飼料用米振興会は2023年度の飼料用米多収日本一の受賞者を2月28日に発表した。
「単位収量の部」で農林水産大臣賞を受賞したのは北海道美唄市の山口勝利さん。品種は「きたげんき」で作付面積は206a。10a収量は974kgだった。
多収性や耐倒伏性、耐冷性に優れた品種の選定と早期移植による登熟期間の確保、初期生育の確保、ケイカルによる倒伏防止対策などに取り組んだ結果、10a収量はこれまでのコンテンスト参加者のなかで過去最高の974kgとなった。他の生産者とくらべて特に優秀な成績となった。
農産局長賞を受賞したのは山口県山口市の海地博志さん。品種は「北陸193号」、「夢あおば」、「オオナリ」、「みなちから」で作付面積は332a。10a収量は812kgだった。
耕畜連携による鶏ふん堆肥の活用、疎植による軽労化の取り組みを行っている。現地視察会による実需者との連携や、飼料用米向け種子生産を2ha規模で実施するなど飼料用米の定着に向けた取り組みも行っている。
その他の受賞者は以下の通り。
(敬称略)
▽全国農業協同組合中央会会長賞:古川久夫(岩手県盛岡市 10a収量788kg)
▽全国農業協同組合連合会会長賞:小針暢芳(福島県須賀川市 同760kg)
▽協同組合日本飼料工業会会長賞:樋熊学(秋田県大潟村 同837kg)
▽日本農業新聞会長賞:高杉伸悦(青森県五所川原市 同780kg)
「地域の平均単収からの増収の部」で農林水産大臣賞を受賞したのは福島県須賀川市の熊谷聡さん。品種は「ふくひびき」で作付面積は371a。地域の10a当たり平均単収からの増収は311kgだった。プール育苗や密播による育苗の低コストと軽労化、立毛乾燥やフレコンの導入による生産・流通コストの低減などの取り組みを行うなかで年々単収を向上させて、地域の平均単収からの増収が311kgという高単収を実現した。
農産局長賞は富山県朝日町の農事組合法人ふながわ(代表者は由井久也さん)。品種は「やまだわら」で作付面積は608ha。地域の10a平均単収からの増収は305kg。53haという大規模経営のなかで丁寧な土づくり、施肥管理、効率的な作業、軽労化の工夫を行っている。
その他の受賞者は以下の通り。
(敬称略)
▽全国農業協同組合中央会会長賞:高野博文、高野森夫(福島県飯舘村 地域の平均単収からの増収240kg)
▽全国農業協同組合連合会会長賞:櫻井博(茨城県つくば市 同203kg)
▽協同組合日本飼料工業会会長賞:牟田基治(佐賀県みやき町 同215kg)
▽日本農業新聞会長賞:梅村貢司(愛知県豊田市 同214kg)
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