食料安保と持続可能な農業の強化で合意 日米首脳会談2024年4月12日
坂本哲志農相は4月12日の会見で、10日に米国で行われた岸田首相とバイデン大統領との日米首脳会談での農林水産分野の合意事項を明らかにした。
農業分野では「食料安全保障及び持続可能な農業の強化」に合意した。
2月には米国農務省との間で「持続可能な農業に関する日米対話」を東京で行ったことをふまえ、坂本農相は「とくに温室効果ガスの排出削減に向けて日米間の協力を進める」と話した。
今後はこの夏に米国で第2回の日米対話を行うほか、8月のペルーでのAPEC会合で他国を招いて両国の取り組みを発信する共同セミナーの開催などで「米国側と協力を進めていく」と述べた。
日米対話は昨年4月のG7宮崎農相会合の際、当時の野村哲郎農相とビルサック米国農務長官との間で合意したもので、持続可能で生産性の高い農業を推進するための関連政策に係る情報共有と議論を行うことにしている。
2月の第1回会合では、温室効果ガス排出削減の算定方法や、消費者にどう「みえる化」して発信するか、また、双方のゲノム編集技術の開発状況などで情報交換した。
日米首脳会談では、そのほか「強靭で責任ある水産物サプライチェーンの構築」に合意した。福島第一原発からのアルプス処理水の放出が水産物輸出に影響を与えるなか、米国への輸出チャネルの強化や、水産物サプライチェーンでの強制労働の撲滅などに合意した。
重要な記事
最新の記事
-
むらの掟【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第289回2024年5月2日
-
主食用多収品種の「にじのきらめき」が人気になる理由【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月30日
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日