人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
241029 グレインSP SP
JA全中中央①PC
FMCセンターSP:ベネビア®OD

泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日

一覧へ

大阪府泉大津市と北海道旭川市は7月11日、全国初の“生産地”と“消費地”の2者間で「オーガニックビレッジ宣言」を行った。みどりの食料システム戦を踏まえ、生産と消費の両面から環境に配慮した農業の推進を図る。

オーガニックビレッジ宣言式に臨んだ泉大津市の南出市長(左)と旭川市の今津市長オーガニックビレッジ宣言式に臨んだ泉大津市の南出市長(左)と旭川市の今津市長

泉大津市は、「市民の健康増進」「食糧危機への備え」および「国内の農業の持続的発展」の観点から、2023年3月に「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想を策定し、農業連携先として同8月に旭川市と農業連携協定を締結。学校給食での旭川市産米の活用連携を始めた。

一方、旭川市では、みどりの食料システム戦略を踏まえ、地域ぐるみで有機農業を推進。環境に配慮しながら旭川ブランドの確立・安定的な生産に繋げ、農業従事者の減少や遊休農地の解消、農家の収入の向上などの農業課題の解決に取り組んでいる。

このほど、生産地と消費地が直接「顔の見える関係性」でつながり、双方にとっての地域課題の解決が図れる共存共生の関係性を構築するとともに、「人」や「環境」に配慮した有機農業を推進し、日本の農業を持続的なものにするため、両市合同の「オーガニックビレッジ宣言」に至った。

11日に行われたオーガニックビレッジ宣言式後は、旭川市の有機米が提供されている泉大津市内の小学校を訪問し、旭川市の生産者から子どもたちへ有機で作られた米の魅力について説明した。

今後は、泉大津市の子どもたちが旭川市へ農業体験のために訪れ、食や有機農業について学ぶ「グリーンツーリズム事業」をはじめ、泉大津市内の大規模イベントでの旭川市産有機農作物のPRや、旭川市内における有機農業の拡大など「旭川市×泉大津市」による農業連携のモデルケースを創出し、有機農業を推進する。

泉大津市内の小学校で給食を視察する生産者でJAあさひかわの石坂理事泉大津市内の小学校で給食を視察する生産者でJAあさひかわの石坂理事

今回の宣言にあたり、旭川市の今津寛介市長は「今回の宣言は、旭川市の有機農産物の販路が、泉大津市を中心とした関西圏域へ広がることが期待できる。これを機に、有機農業に取組む農業者が増え、旭川の農業の力を更に高め、生産者の所得向上に繋げていきたい。今後もさらなる食の交流、BCPなどの両市の連携、グリーンツーリズムなどを通じた市民同士の交流も進めたい」とコメント。また、泉大津市の南出賢一市長は「都市部が安定した販路として農山村地域に働きかけ、双方の課題を解決できる共存共生の関係性を構築することが重要。今回の宣言をきっかけに、旭川市と密な連携を図り、子どもたちにより安全で美味しい給食を届けるとともに「生産地×消費地」を繋ぐオーガニックブリッジを実現し、本取組みが農業連携のモデルケースとして全国各地へ広がることで、日本の持続可能な農業に貢献していきたい」と話している。

重要な記事

20241118 トウキョウX SPSP

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る